旅行業務取扱管理者とは?ただの会社員が働きながら合格した勉強内容と体験談

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総合旅行業務取扱管理者合格証

旅行業務取扱管理者って、そもそもどんな試験なの?会社員でも受かる?

旅行業務取扱管理者は、旅行会社が適法に営業するうえで欠かせない国家資格です。

ただし、受験を考え始めた段階だと「試験の全体像」「どれくらい難しいのか」「何をどう勉強すればいいか」が分からず、手が止まってしまいがちです。

本記事では、旅行業務取扱管理者とは何かを整理したうえで、旅行業界とは無関係の会社員が、全科目受験で合格した勉強内容と体験談をまとめました。

本記事の内容

  • 旅行業務取扱管理者試験の難易度と合格率
  • フルタイムで働きながら合格した私のロードマップ
  • 教育訓練給付金の給付金と申請の注意点

本記事の信頼性

  • 筆者は旅行業界未経験の会社員(旅行とは無関係の仕事)
  • 国内旅行業務取扱管理者/総合旅行業務取扱管理者を受験して1発合格
  • モチベが落ちて”勉強ゼロ期間”も経験しつつ、最終的に合格まで持っていった

この記事を読むと、「旅行業務取扱管理者試験の勉強内容」と「どう合格を狙うか」が分かり、計画を立てやすくなります。

受験を考えている方はぜひご覧ください。

目次

旅行業務取扱管理者とは?

パスポートと飛行機

まずは、旅行業務取扱管理者について簡単にまとめます。

どの試験を受けるべきかもまとめているので、さっと確認してください。

旅行業法上の位置づけとできること

旅行業務取扱管理者は、旅行会社(旅行業者・旅行業者代理業者)が営業所で旅行商品を取り扱う際に、取引の適正化や苦情処理などを管理する責任者として置くことが求められる資格です。

ざっくり言うと、旅行会社の店頭や営業所が「旅行を売るチーム」「従業員がプレイヤー」、旅行業務取扱管理者はその場所の”監督”です。

総合/国内/地域限定の違い

旅行業務取扱管理者は、営業所が扱う旅行業務の範囲によって、必要となる試験区分が変わります。

どれを受けるべきか迷ったら、まずは「自分が将来やりたいこと(転職・副業・独立など)に、どの範囲の知識が必要か」で決めるのがスムーズです。

仕事で活かしたいなら、取扱範囲に応じて総合、国内のどちらかを選ぶのが一般的です。

総合を受ける場合は、いきなり受けずに、後述する免除制度を受ける前提で、2年計画で国内→総合と言う流れで勉強する人もいます。

2025年度の受験申込・試験・合格発表時期

各試験の申込から合格発表までのスケジュールです。

総合旅行はこれまで郵送で受験受付をしていましたが、2025年度からネット申請に切り替わりました。

一方で、受験料がこれまでの6,500円から2倍の13,000円に大幅値上げになりました。

値上げについては、国内旅行でも行われており、2024年度は5,800円でした。

スクロールできます
試験対象受験申込期間受験料試験日(試験形式)合格発表日
総合7月10日から8月1日
(ネット申請のみ)
13,000円(非課税)
とシステム利用料660円(税込)
10月26日
(全国8都市での会場受験)
12月11日に登録時のマイページで公開
国内6月12日~7月9日(ネット申請のみ)8,000円(非課税)とシステム利用料660円(税込)9月4日~26日の間で、受験者が選択した日時(全国のCBT会場でのCBT試験)10月17日に登録時のマイページで公開
地域限定7月2日~7月28日
(郵送のみ)
5,500円分の収入印紙9月28日
(東京・大阪での会場受験)
11月14日に観光庁のホームページに
掲載

会社員・未経験でも目指せる理由

この試験は”旅行会社の実務経験がないと無理”というタイプではなく、試験対策(=過去問ベースの勉強)を積めば到達できる性質があります。

逆に言うと、旅行業界にいる人でも、試験対策に時間を割けないと合格できない資格なのです。
実は全科目試験では毎年、旅行業界で働く人よりも、それ以外の業界で働く人の方が合格率が高いです。

【2025年度総合旅行業務取扱管理者試験の全科目試験受験者の合格実績】
・旅行業+旅行代理店業+旅行関連業の受験者合計603名中、合格者は41名で、合格率は6.4%
・旅行関連以外の業界の受験者合計504名中、合格者は83名で、合格率は16.5%

未経験の会社員でも、勉強の設計と継続ができれば十分勝負になります。

旅行業務取扱管理者試験の難易度と合格率

試験のマークシート

合格率は総合は1割前後/国内は3割前後/地域限定は4割前後

総合が最難関で、国内→地域限定の順に取りやすくなります。

【全科目試験の合格率】

スクロールできます
試験対象2025年度2024年度2023年度2022年度2021年度
総合11.7%13.2%7.9%13.5%6.2%
国内34.1%31.4%35.7%32.9%40.9%
地域限定48.1%40.6%38.1%38.7%40.9%
  • 総合は1割前後で、合格率が前年度よりも上がる・下がるが交互にやってきます。極端に合格率が低い年もあります。
  • 国内は35%前後で推移しています。
  • 地域限定は4割前後で安定していましたが、2025年度は合格率が高めでした。

数字の印象を持っておくだけでも、学習計画の現実味が出ます。

とはいえ、ここを気にしすぎると動けなくなるので、基本はどの年でも合格できる勉強量を積むのが正解です。

科目ごとに6割必要(足切りがあるのがキツい)

この試験で地味にキツいのが、合計点で何とかする試験ではなく、科目ごとに基準点(6割)をクリアすることが必要という点です。

総合旅行の場合、試験科目は大きく4つに分かれています。英語問題もあるので、得意・不得意が分かれるところです。

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令(旅行会社の業務ルールや、契約・広告・トラブル対応などの法的な部分を問う)
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款(旅行契約や運送機関・宿泊施設に関する約款の内容と実務での使い方を問う)
  3. 国内旅行実務(日本国内の地理・観光地・交通機関・複雑な鉄道運賃計算など、国内旅行取扱時の実務知識を問う)
  4. 海外旅行実務(海外の地理・時差・通貨・複雑な航空運賃計算・出入国手続きなどに加え、英語の読解力も問う)

つまり「得意科目で爆稼ぎして、苦手科目は捨てる」がしにくいです。

だからこそ、苦手科目を作らず、まんべんなく理解する必要があります。

もしも基準点に到達できない場合、試験には合格できませんが、科目により「科目合格」と言う扱いがなされます。詳細は口述します。

免除制度について(未経験者は基本全科目受験前提)

過去に科目合格がある人や、国内・地域限定旅行業務取扱管理者の合格者、旅行会社勤務で所定研修を修了している人は、一部科目が免除になるケースがあります。

旅行関係の仕事をしていない初受験の人は、基本的に「免除はないもの」と考えてください。

私のようにただの会社員の場合、全科目を受けてそれぞれで合格点を取りに行くか、1年目に国内旅行業務取扱管理者に合格して、2年目に科目免除で総合旅行業務取扱管理者を取りに行くかの2つ選択肢があります。

前年度に国内旅行業務取扱管理者に合格すれば、翌年度の総合旅行業務取扱管理者の試験では「約款」と「海外旅行実務」だけの受験で済みます。

合格した私のロードマップ

本とメガネ

フォーサイトの通信講座に申し込む

この試験は市販のテキスト・過去問をのみで合格することも可能な試験ですが、確実に1年で合格すべく、私はフォーサイトの通信講座に申し込みました。

前年末に試験を受けると決めてから、いくつかの通信講座を比較検討したのですが、その中でフォーサイトを選んだ理由は、主に次の4点です。

  1. 料金が比較的安いこと
    受講当時はクーポンも利用でき、さらに教育訓練給付金の対象講座だったため、コスト面で魅力を感じました。
  2. テキストがカラーでわかりやすいこと
    モノクロ教材が多い中、フルカラーのテキストは視覚的にも理解しやすく、学習のモチベーション維持につながりそうだと思いました。
  3. オンライン学習に対応していること
    動画講義やオンラインでの復習機能があり、スキマ時間を活用して紙なしでも勉強できる点も決め手でした。
  4. 合格実績が良いこと
    公式サイトで公開されている合格実績が高かったこと(もちろん申込者全員からの回答ではないと思うので、そのまま鵜吞みにはできない)。

講義・教材の印象

1月に申し込み、1月下旬に届いた教材を開けてみると、イラストを含むカラーのテキストは非常にわかりやすいと感じました。
文字だけでなく図解も多く、初学者でも理解しやすい構成です。

動画講義についても、講師の声が聞き取りやすく、単にテキストを読み上げるだけではありませんでした。
試験で注意すべきポイントや、実務ではどのように知識が使われるのかといった補足説明があり、理解を深めながら学習を進めることができました。

基本的なインプットを終えたあとは、オンライン教材で復習を行い、最後は過去問演習をひたすら繰り返すという学習スタイルでした。

気になった点(正直な感想)

一方で、テキストや問題集にはタイプミスや誤植がやや多いと感じました。実際、毎月のように誤植報告をしていたほどです。

資料類は講師が直接タイピングして作成しているようで、第三者によるチェック体制があまり整っていない印象を受けました。

実は過去にフォーサイトの通関士講座を受講したこともあるのですが、その際も正誤表に基づく修正作業にかなりの時間を取られてしまい、学習を始める前に気力を失ってしまった経験があります。

この点については、今後改善されるとより安心して利用できると感じました。

1科目ごとに講義視聴と確認テスト・過去問を繰り返す

まずはフォーサイトで試験日から逆算してスケジュールを設定し、これに沿って試験の全体像を把握した後で、科目ごとに講義動画の視聴と確認テストと過去問を解きます。

やる気があったころは、仕事がある平日は仕事終わりに2時間以上、休日は5時間以上やっていました。

最初に立てた計画よりも遅れないようにと必死にやりました。

知識がゼロの状態で始まるので、過去問1周目はかなり苦労しますが、ここは我慢の時です。

チェックテスト→確認テスト→過去問の順で”穴”を見つける

インプット後すぐにテストを挟むことで、自分の弱点が早く見えます。

  • チェックテスト:理解が浅い箇所を炙り出す
  • 確認テスト:知識を定着させる(教育訓練給付金を受け取るためには、期日までにすべて合格点にする)
  • 過去問:本番形式で”取れる点”に変える

この段階での「できなかった・間違えた」は、「ここで気づけて良かった」と前向きに捉えましょう。

過去問は「満点が取れるまで反復」

最後に強いのはやはり過去問です。解答は教材に含まれているノートに書き込み、各選択肢がなぜ正解ではないのかの理由まで書くようにしました。

記憶の定着には、実際に書くのがおすすめです。

「1回解いて終わり」だと記憶は抜けます。私は、過去問の中では満点が取れるまで繰り返し、また他の科目をやったあとで再度戻って解き直しました。

個人的な問題への向き合い方

総合旅行業務取扱管理者は4つの科目に分かれていて、それぞれ問題の向き合い方が違います。

1.旅行業法と約款

これは完全に暗記ゲームです。

旅行業法においては、旅行業の範囲や登録・変更・更新関連など、何度も演習をして覚える必要があります。

一方で、暗記さえできていれば、本番で変な事例は出てこないので、確実に覚えましょう。

約款も同様ですが、細かい部分まで聞かれます。個人的にあいまいになっていた範囲としては、

  • バスの違約料:本番では具体的な金額の選択肢が出てくるので、運賃に対する違約料率を理解していないと解けません。
  • フェリーの有効期間:距離別に変わったり、イレギュラー対応時に未使用区間について7日間を限度として延長になったりと、結構細かいところを聞かれます。

2.国内旅行実務

当初自分の中では行けると思っていた科目だったのですが、蓋を開けてみると鬼門だったという感じです。

JR運賃は特に難しいですが、できないと試験に落ちます。連続乗車券(2026年3月で廃止)や、特定区間を通過する場合の運賃、各種割引や様々な種類の特急料金を覚えていないと、確実に解けないです。

時刻表問題は、子供の頃から時刻表を読んでいたので大丈夫でした。ただ、時間制限や見逃しを恐れてしまうと、楽しくはないです。

航空運賃は正直捨てに近い理解度でした。運賃分類や取り消し・払い戻し手数料をJALとANAそれぞれ覚えるのは苦しかったです。ここからは多くの問題が出るわけではないので、ほどほどにして別のところを確実に取ろうと思いました。

宿泊系は、子供料金の扱いと時間外使用時の料金を確実に覚えましょう。基本的な条件は問題文に書いてあるので、適用条件を確認して確実に計算していけば大丈夫です。

バス運賃は、前職で実際に計算したことがあり、全く未経験ではなかったです。

問題文には、運転士の点呼・点検の時間がある旨は書かれていないので、前提として点呼点検時間を確実に計算に入れつつ、走行距離・時間の端数の扱い、走行時間は最低3時間という条件に引っかからないかの確認もしましょう。

観光は、旅行・地理好きなら勉強しなくても6割は行けます。

ただ、科目全体の点数で6割越えを目指すための得点源にするなら、テキスト・過去問を見て、各名所の位置関係や自分が聞きなれていないスポットを覚えるようにしましょう。

またその年話題になった出来事(災害含む)、新設の観光施設、ドラマ・戦争関連などから出題されることもありますので、ちょっと話題になったものがあれば、場所を調べるようにしましょう。

ただ、切りがないですし、本番では過去問になかった場所が普通に出題されますので、満点を取るために必死になる分野ではないです。

3.海外旅行実務

ポイントは航空運賃計算だと思います。

航空運賃計算はとにかく演習をこなして、問題文にあるクラス別の適用運賃やTPM・MPM、出発日の曜日、途中降機パターンなどを踏まえて、どのようなことを聞かれるのかをインプットしてほしいです。

また時間には限りがあるので、毎回時間を計測しながら解くようにしてください。本番ではかなり焦ります。

解答にあたっては、一度選択肢から見るというのもありかと思います。

計算式を見て、適用運賃の考え方が自分の予想と違う、後付けされているこの金額は何だろうと思ったら、何が算出根拠になっているのかを問題文から調べるというものです。

とにかく絶対に落とせない部分なので、何とか自分なりの解法を見つけてみてください。

航空関係では空港のスリーレターコードや航空会社のコードが出ますが、これは捨てました。出ても1問なのに、覚える量が多いからです。本番でも正解できませんでしたが、問題ありません。

またこの試験では英語問題が出ます。自分は英語に慣れていたので、過去問で出題形式を確認した後は、他の範囲よりも演習数は圧倒的に少なくしました。

旅行業向けの試験なので、普段聞きなれない言葉が出てくるかもしれませんが、基本的には英検やTOEICの問題を解くようなイメージで、全体像をつかんでから解く形でしょうか。

そこまで長文ではないものの、問題数が多いです。確実に取りに行くためにも、問題文を先に見てから、最初から読みに行くのもありだと思います。

観光については、過去問演習で十分かと思います。こちらも範囲が広いので、切りがないです。

ヨーロッパの有名どころやアメリカ(ただしハワイは捨て)は得意ですが、アジアは苦手でした。アジア問題は捨ての前提でした。

【体験談】ただの会社員が”仕事と両立”しながら進めた勉強内容

勉強している人

平日2時間+休日5時間で一気に学習

私は最初、かなり攻めたペースで走りました。

平日は2時間以上、休日は予定がなければ5時間以上、机に向かう日もありました。

早い段階で”全体を終わらせる”ことが、後半の演習量につながります。

移動時間はスマホで確認テスト

まとまった時間が取れない日は、移動中にスマホで確認テストを回していました。

逆に、講義は「ながら」で聞けないタイプだったので、家で集中して聞くようにしました。

自分の性格に合わせて、時間の使い分けを決めるのが大事です。

一方、出張のため特急に乗るときは、長時間座れて、テーブルがある環境なので、過去問冊子とノートをもって、過去問を解いていました。

気力がなくなり、勉強から離れてしまう時期も

ただ、最初こそ頑張っていた勉強も、時間の経過とともに、試験日まで時間があることで、気力が続かなくなっていきます。

5月に入ると、まだ国内の試験まで4か月、総合の試験まで5か月以上ある状況で、

  • まだ勉強を続ける必要があるのか
  • そもそも今の業務に関係ないのに、なんで必死に頑張っているのだろう

と言う気持ちになってしまいました。もっとやるべきことがあるのではないか、人生を楽しんだ方が良いのではないかと思い、その後6月から8月まで勉強をしなくなります。

それでも9月に入り、国内の試験時期が迫ってくると、あれだけ必死に勉強したのに、このまま無駄にしたくないという思いが芽生え、再度過去問と向き合うようになります。

しかし、一度ブランクを作ってしまうと記憶があいまいになってしまい、正答率も下がってしまいました。

試験当日のリアルと合格の秘訣

試験会場

【国内旅行業務取扱管理者試験:体験談】1問目から「覚えたはずなのに自信がない」

9月の国内の試験当日、CBT形式の試験なので、パソコンに向き合い試験が始まって最初の問題で、講義でも「絶対覚えるように」と言われていた旅行業法の目的に関する問題が出ました。

それなのに、選択肢を見た瞬間に「あれ?」となりました。

覚えたはずなのに、言葉として頭の中から出てこない。そこから先も同じような感覚が続き、焦りが増します。

この経験で分かったのは、勉強したつもりでも本番は”覚えている”と”解ける”が別物だということです。

加えて持っている知識が薄かった寝台列車の運賃問題が出てきて、これはまずいと思ってしまいました。

かなり絶望したものの、国内旅行業務取扱管理者の試験には以下の点数で合格していました。

  • 法令:80点(100点満点)
  • 約款:96点(100点満点)
  • 国内旅行実務:70点(100点満点)

合格点に到達したものの、運送・宿泊の分野が28点と不合格ラインで、観光地理の正答率でカバーをした形になっており、国内旅行実務が想像以上にできていないことを認識して、運賃の計算問題を再度復習しました。

【総合旅行業務取扱管理者試験:体験談】反省が活きるも、国内旅行実務が難しい

試験が近づくとプレッシャーが大きくなり、アイマスクを買って早く寝ることを心掛けていましたが、試験前日は悪い夢を見て深夜3時過ぎに目が覚め、その後また別の悪い夢を見て起きてしまい、あまり良い状況ではなかったです。

総合旅行の試験当日、昨年度の合格率が低かった分、その反動で優しくなってほしいと期待はして試験に臨みました。

まず、旅行業法や約款は国内旅行受験時と比較しても圧倒的に自信を持って解けました。国内旅行の試験を受けて、危機感を持って取り組めたことが大きかったと思います。

一方で国内旅行業務においては、観光地理が想定よりも解けなかったです。

また、新幹線と並行する在来線の取り扱いに関する問題が出たときは絶望し、今回は国内旅行業務で不合格になるかもしれないと覚悟しました。

海外旅行実務においては、全体的に私が直前に覚えていた範囲が比較的多く出たので、自信を持って解くことができました。

不安要素であった国際航空運賃については、目的地(GI)で分けられた運賃規則表という、過去問で経験がなかったものが出ました。

想像よりも難しい問題だと思い焦りましたが、資料と選択肢を行き来するなかで、選択肢の違和感から、運賃規則表の分けられ方やアドオンに気付けたので、良かったと思いました。

時間も使いすぎることなく、自己採点では8問中7問正解できました。

試験が終わり、自分の労をねぎらうために、しゃぶしゃぶの食べ放題に行きました。

ちょうどその頃ネットではユーキャンが解答速報を公開していたので、恐る恐る自己採点をしました。

  • 旅行業法:92点(100点満点)
  • 約款:92点(100点満点)
  • 国内旅行業務:73点(100点満点)
  • 海外旅行実務:162点(200点満点)

国内旅行業務の採点で×が増えていく中で、不合格への焦りが募りましたが、何とか持ちこたえました。各分野が合格基準点に到達していたことを認識できたときは、声には出しませんでしたが、心の中で喜びを爆発させました。

【合格の秘訣】強い気持ちと過去問演習

改めて、これまで頑張ってきたことを無駄にしたくない/自分は絶対に合格するという気持ちで、過去問演習に戻れたのが大きかったと思います。

最初の内はテキストの内容がわからない、計算問題が解けないということが多かったですが、段々知識が定着してくると正答率が上がり、勉強が楽しくなってきました。

このレベルまで自分を上げるには、とにかく諦めずに最後までやり切るしかないと思いました。

結果的に国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者の両試験に合格できましたが、最初の国内旅行の試験が思ったよりもうまく行かなかったことが、自身の奮起を促し、 結果的に総合旅行の試験の合格に繋がったと思います。

結局、合格まで連れて行ってくれるのは「特別な裏ワザ」ではなく、過去問を繰り返して、解ける状態を作ることでした。

教育訓練給付金を活用すれば給付がもらえる

給付金をもらう

教育訓練給付金とは何か?

教育訓練給付金は、働く人の能力開発やキャリア形成を支援する制度で、指定された教育訓練を修了すると、受講費用の一部が支給されます。

「受講料の一部が戻ってくる」ので、資格取得のハードルを下げる現実的な選択肢になります。

給付金の対象ともらえる金額

給付金は教育訓練の種類によって支給額が変わります。

今回のケースでは、一般教育訓練に該当し、受講料の20%(上限10万円)が支給される想定です。

「どうせ勉強するなら、制度で少しでも回収する」という考え方は、特に社会人には相性が良いです。

申請の注意点

まず通信講座に申し込みをする前に、申込しようとする講座が教育訓練給付金の対象講座かを確認してください。同じ資格講座でも、対象にならないことがあります。

また、申込の際に教育訓練給付金制度を利用することを希望してください(ネット申込の場合、チェック欄があるかと思います)。

教育訓練給付金制度で給付金を受けるために、通信講座の会社側から要件(講座をすべて受講する、確認テストで一定の点数をとるなど)を伝えられるので、必ず守ってください。

要件を満たしたら、実際の申請は基本的に講座の修了後に行います。修了日の翌日から1か月以内に、管轄のハローワークで申請する流れです。

なお、この期間内に申請できなくても無効とはならず、給付金の振り込みが遅れるだけとのことなので、その点は安心してください。

直接行く方法のが面倒・交通費を削減したいなら、初回登録やアプリダウンロードの手間はありますが、オンライン申請(e-Gov)をするのも選択肢です。

とにかく、申請に必要な書類が揃わないと手続きが進まないので、受講前から「どの書類がいつ必要か」を把握しておいてください。場合により通信講座の会社に問い合わせしましょう。

【まとめ】旅行業務取扱管理者は未経験の会社員でも独学合格できる!

総合旅行業務取扱管理者合格証

旅行業務取扱管理者は、旅行業界の実務経験がなくても、正しい順番で勉強すれば十分合格を狙える国家資格です。

  • まずは総合/国内/地域限定の違いを整理して、受ける試験を決める
  • 科目ごとの足切り(6割)を意識し、弱点を放置しない
  • 最終的には過去問反復が合格を連れてくる

「未経験だから不利」ではなく、継続できる勉強設計を作れるかが勝負です。

あなたの生活リズムに合わせて、まずは”1周目”から始めてみてください。

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