
新卒1年目で退職したら、もう転職できないのかな……?
結論から言うと、新卒1年目で退職しても転職はできます。
ただし、短期離職はどうしても「またすぐ辞めるのでは?」と警戒されやすいので、見せ方を間違えると普通に詰みます。
この記事では、私自身が新卒で入った倉庫会社を10か月で退職し、無職期間と転職活動の苦戦を経て、最終的に次の職場に決まるまでの流れをまとめます。
✅ 本記事の内容
- 新卒1年目で退職しても転職できるのか?
- 新卒1年目で退職を伝えた時のリアル
- 新卒1年目で退職した私の転職活動
✅ 本記事の信頼性
- 新卒で入社した倉庫会社を10か月で退職
- 退職後は無職で転職活動を実施し、複数社で面接
- 再就職を果たしてそこから8年超勤務→再転職も経験
退職や転職活動などは業界や個人差もありますが、「新卒で1年未満に退職→転職」ということに悩んでいる方に向けに、1つの事例として発信します。
新卒1年目で退職しても転職できるの?


できます。
が、ラクではないです。
特に「未経験で行きたい業界・職種がある」場合、短期離職の時点で書類や面接のハードルが上がるからです。
私も当初は、学生の頃から興味があったメディア関係の仕事に改めて応募しました。書類が通って面接に行けた会社もあったのに、内定は取れませんでした。
しかも面接に進めたのは契約社員枠が中心でした。



短期離職は「終わり」じゃないけど、何も考えずに突っ込むと普通に負けます。
だから大事なのは、短期離職の理由を「正直に」話しつつも、前向きに着地させて一貫性を持たせることです。
私が10か月で辞めた3つの理由


①残業の常態化で心身の余裕が消えた
とにかく忙しく、年休もほぼ使っていませんでした。転職活動のために休むこともできませんでした。
都内に会社が多くあるなか、職場は神奈川県の奥地で、都内への移動にも時間がかかる場所でした。



退職時点で残っていた年休も、結果として2日しか消化できなかったほどです。
②希望業務がアウトソーシングされていた
新卒の時点で「こういう仕事がやりたい」と思っていた業務が、社内ではアウトソーシングされており、実務担当者がいないことが分かりました。
つまり現場で頑張っても、将来その仕事に近づけない構造でした。
③現場で頑張っても将来像が描けない
現場仕事で修行しても、当初考えていたキャリア(メディア関係)には繋がらない。
それなら早めに軌道修正して、改めて挑戦したいと思いました。



「根性が足りない」じゃなくて、構造的に積み上がらないと気づいたのが一番大きかったです。
新卒1年目で退職を伝えた時のリアル


退職を伝えた時は慰留されました。
本社から本部長クラスの方まで来て、「大変だと思うけど、残業代は出ているし…」といった話もありました。



正直、申し訳ない気持ちはかなりありました。
また、所長から「最終日まで年休を取らずに働いてほしい」という話が総務あてにあったようですが、そこは総務がつき返してくれたようでした。
結局、年休はほとんど取れませんでした。
失業手当の壁と”会社都合に変えられる可能性”


「基本的には失業手当が出ない」、ここが新卒1年目退職で一番キツいポイントかもしれません。
新卒1年目(1年未満)で自己都合退職だと、雇用保険の加入期間(1年以上)が足りず、失業手当を受給できないケースが多いからです。
特定受給資格者に該当すれば短期離職でも失業手当をもらえる
一方、特定受給資格者の要件に該当すれば、6ヶ月以上雇用保険に加入していれば失業手当を受け取れます。要件については、ハローワークのホームページを参照してください。
私の場合は「離職の直前6か月間のうちにいずれか連続する3か月で45時間を超える時間外労働が行われたため離職した者」に該当しており、条件的には会社都合退職に変更できる可能性がありました。
言い換えれば、退職前の6か月の内、3か月連続で45時間以上の残業をしていた記録が確認できれば、会社都合退職にできるというものです。
証拠として残業時間が書かれた給与明細を持ってハローワークで相談したところ、職員の方から「要件は満たしている。会社に連絡することになるが良いか」と確認されました。
手続きすると会社側に影響が出る可能性も
その時に言われたのが、会社側に対して補助金関係の見直しなど、影響が出る可能性があるということ。
本来なら「そんなの知るか」で進めても良かったのかもしれませんが、私は言い切れず、そのまま帰りました。
結果、インカムのない無職生活に突入します。



制度の話は感情と切り離して、先に要件とリスクを把握しておくべきでした。
新卒1年目で退職した私の転職活動


退職後、すぐに複数の転職エージェントに登録し、メディア関係の業界を中心に応募しました。
一部は書類が通って面接に進めたものの、内定は取れませんでした。
「正社員で入りたい」と思っても、面接まで行けたところは契約社員枠が多く、しかもライバルも多い。保険会社など別業界にも面接に行きましたが、これもダメでした。
短期離職理由は、基本的に正直に伝えていました。
転職エージェントで起きた想定外のできごと


ある日、求人スカウトが来た転職エージェントに相談に行きました。
そこで言われたのが「このままだとメディア系は厳しい。まずは営業や企画などのスキルを身につけてから、次の転職で狙った方がいい」という提案です。
方針自体には納得して登録したのですが、ここからが大変でした。
応募依頼をしていないのに、勝手に別業界へ応募され、「面接の練習だと思って行ってきてほしい」と言われることが続きます。
興味のない業界で、会社理解も薄い状態。一応ホームページを見て業務内容やビジョンを確認するものの、志望理由がどうしても薄くなる。
面接でもうまく話せた感じがせず、落ちました。今思うと、面接した企業にも申し訳なかったです。



興味のない業界で「練習」は、自分にも相手企業にも失礼だったと反省しています。
内定につながった転機は英語力


そんな状態が1か月ほど続いた頃、エージェントから「ある協会に応募してみないか」と言われました。
エージェントと協会担当者が知り合いとのことでした。
書類を出すと通過し、試験と面接へ。
そして面接の結果、内定をもらいました。
後に上長になった人に聞いたところ、決め手は大学時代のTOEIC点数など、英語力だったそうです。
1年目だと実績で判断しにくいので、客観的に見える指標で判断されるのは「そういうものか」と思いました。



短期離職の穴埋めは「熱意」だけじゃなく、数字で示せる武器が効きます。
短期離職はその次の転職でも聞かれます


その協会で約8年少々働いた後、再度転職することになりました。
その時も、面接ではやはり1社目の短期離職について聞かれます。
面接官は「また短期で辞めるのでは?」を警戒しているんだと思います。
だから、ここで嘘をつかず、かつ今後に向けて前向きな回答を用意しておくのが大事です。



短期離職は8年後でも聞かれます。ただ、それからどんな経験を積んだかで評価は変わります。
【まとめ】新卒1年目の退職でも転職は可能だが、理由の整理と武器づくりが鍵
新卒1年目で退職しても、転職はできます。
でも短期離職は、転職市場で「説明が必要な経歴」になるのも事実です。
- 辞めた理由は「事実→判断→次の行動」で一貫させる
- 未経験職種は難易度が上がるので、現実的なルートも検討する
- 英語・資格・実務など、客観的に示せる武器があると逆転しやすい
短期離職は基本的にマイナスになるので、自分の言葉で説明できることや自分の力を客観的に数字で示せるものを持ってると強いです。
とはいえ、数字で示せるものは急に用意できるものではないので、1年目で退職する場合はしっかりと検討することが必要だと思います。
ご自身の心と体、そしてこれからのキャリアを考え、よりよい道を模索してください。