車なしで旅をする自由を。30代からの「自分再発見の旅」

はじめまして。「車なしトラベル」へようこそ
こんにちは、tetsuwanです。
このブログ「車なしトラベル」は、車を使わずに旅を楽しむ方法や、公共交通だけで行ける旅先・ルートを紹介するブログです。
「車がないと旅行はできない」「遠出は難しい」と感じている方にこそ伝えたい。
車なしでも旅はできる。むしろ、もっと自由になれる。電車やバスを乗り継ぎ、時には歩いてたどり着く旅には、便利さの中では出会えない“発見”と“達成感”があります。
旅の原点は、小学生のときに体験した青春18きっぷでの東北一周。
鉄道の要衝の街で生まれ、幼いの時から鉄道が好きだった私にとって、時刻表を眺めながらダイヤを調べ、実際に列車を乗った時のワクワク感が、今でも忘れられません。

高校時代は鉄道文化研究部(鉄研)に所属し、夏休みには部活の仲間とともに北海道や九州を寝台特急で巡る旅へ。
大学時代には、アニメの聖地巡礼も兼ねて、鉄道とバスを乗り継ぎながら西日本一周を実施。
地方のローカル線に乗ったり、様々な町を歩き、人と触れ合ったりしながら、「不便さの中にこそ旅の本質がある」と感じました。
一方大学入学直後に運転免許証に取得しましたが、身分証明書目的で、運転経験は取得した年に数回祖父の車を運転したことと、仕事で拠点間の往復を何回かしたことくらい。
その後は現在まで、10年以上運転経験なしのペーパードライバー(ゴールド免許)です。もちろん車は持ったことがありません。
30代での転職と退職──そして、再び旅へ

社会人になってからは、仕事一色の日々。30代になると、会社では管理職としての責任も増え、会議・資料作成・人のマネジメント……
元々残業が多い職場で、年休も取れず「自分の時間」はありませんでした。
何か新しく始めろ、売り上げを上げろ、コスト削減、業務改善。いつも“もっと良く、もっと安く”を求められ、頭も心もすり減っていくような毎日。
そんな中、疲れが限界を超え、一度退職することを決めました。そして、心と体をリセットするように、再び旅に出たのです。
退職後に再び始めたのが、公共交通と徒歩だけの“車なし旅”。地図と時刻表を手に、電車やローカルバスを乗り継いで進むその時間は、まるで過去の自分と向き合うような静かな旅でした。
その車なし旅行の途中で宿泊した和歌山県串本町の宿で、本州最南端到達証明書の存在を知り、日本の4端に到達してみたいと思うようになり、現在挑戦しています。

不便で、時間もかかるけれど、たどり着いた“端っこ”には静かな海と、確かな達成感があります。
旅は決して楽ではありません。荷物は重いし、計画どおりにいかないことも多い。
でも、どうせ寝ても体力は完全には回復しないので、だったら仕事で疲れるより、旅で思いっきり楽しんで疲れた方がいい。その疲れは、心地よく、前に進む力をくれます。
社会人人生で培った「改善力」や「コスパ意識」は、旅の計画にも生きています。
- 限られた時間と予算の中で最適なルートを考える
- 公共交通のダイヤを読み解き、効率よく旅を組み立てる
- 無駄を省きつつ、楽しみはしっかり残す
そんな現実的で再現性のある旅が、私のスタイルです。だからこのブログでは、「働く30代でもできる旅」をテーマに、実際に試したルートや体験を発信しています。
2024年には、興味を形にするべく、会社員として働きながら約1年間勉強して、国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者、世界遺産検定2級の資格を取得しました。
このブログで発信していること

- 車なし・公共交通だけで行ける旅のルートと体験記
- 一人旅・少人数旅の楽しみ方とコツ
- 日本の“端”をめぐる到達記録と攻略法
- 旅を通して考える30代の働き方・生き方
- 「車がない」「旅の計画が立てられない」「仕事に疲れた」──
そんなあなたにとって、新しい一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
今、動けるうちに──後悔しない

体力も、知力も、永遠ではありません。
「落ち着いたら」「余裕ができたら」──その“いつか”は、きっと来ない。
だからこそ、今、動けるうちに動く。不安があっても、疲れていても、行ってみる価値がある。
旅は、人生を止めずに動かし続けるための最高のリハーサルです。
歩くことで、自分を取り戻し、見える世界も少しずつ変わっていきます。
旅は、遠くへ行くためのものではなく、“今の自分”をもう一度見つめ直すための時間です。
不便でも、時間がかかっても、自分の足でたどり着いた場所には、確かな達成感があります。
そして、どんなに疲れても、旅での疲れは心地よい。仕事の疲れとは違い、自分を前に進ませてくれる。
車がなくても、人生は動かせる。
このブログを通して、「旅って、やっぱりいいな」と思える瞬間をあなたと共有できたら嬉しいです。