
車なしでスキーに行きたいけど、スキーバッグが重すぎて無理かも……。
結論から言うと、車なしでもスキーは問題なく楽しめます。
ただし、スキー・スノーボード用品はサイズも重量も特殊なので、移動手段の選び方や荷物の扱いを間違えると、出発の段階から疲れてしまいます。
この記事では、私が「車なしスキー」で実際に悩んだスキーバッグ問題を例に、バス・タクシー・新幹線・飛行機・宅配の5パターンで、どうすればラクになるかをまとめます。
✅ 本記事の内容
- 車なしスキーで「行く前」に決めるべき荷物の考え方
- バス/タクシー/新幹線/飛行機でスキーバッグを持つときの現実と対策
- 結局いちばんラクな「宅配で送る」手順と注意点
✅ 本記事の信頼性
- キャスター付きオールインワンケース(185cm×31cm×15cm)で移動した経験あり
- ケースには板・ブーツ・ヘルメット・ウェアなど一式を入れて約16kgで運用
- バス/タクシー/新幹線/飛行機/宅配のそれぞれを比較して整理
スキーの荷物問題は、スキー場や住んでいる場所によって最適解が変わりますが、「スキー 荷物」で悩んでいる方に向けて、車なし旅行の1事例として発信します。
なお本記事では、オガサカのオールインワンスキーバッグを利用した場合の事例を紹介します。
筆者が所有しているものは24-25モデルで、25-26モデルはデザインが変わっていますが、サイズ感は同じのようです。
車なしスキーの荷物問題:「行く前」に決めるべきこと


荷物が多いほど移動ストレスが増えて旅行をためらいがち
車なしでスキーに行くと、移動は「駅 → 徒歩 → バス/新幹線/飛行機 → さらに徒歩…」みたいに細切れになります。
そのたびにスキーバッグを引く・持つ・避ける・邪魔にならないように気を使う…が積み上がって…。



到着前に疲れるのが一番きついところですよね。
一方、荷物を減らすためにレンタル品を使う場合、場所によって品質が異なるほか、自分に合うものかがわかりません。
また朝早くから滑りたいのにレンタル品を借りて調整をしてもらう手間や時間も考えると、自分の用具を使いたいもの。
185cm級オールインワンケース+一式で約16kgになる前提で考える
板・ブーツ・ヘルメット・ウェア・小物まで一式をまとめると、サイズも重量も「普通の旅行」と別物になります。
本記事では筆者がオガサカのオールインワンスキーバッグ(185cm×31cm×15cm)に必要なものを詰め込んだ場合の事例を紹介します。
- 163cmサイズのスキー板
- ストック
- スキーブーツ
- ヘルメット
- ウェア
- ゴーグル
- グローブ
- 緩衝材やタオル
郵便局で重量計算をしたところ、ケースの重さ込みで約16kgでした。肩に担ごうとすると結構重いです。
だから「当日なんとかする」ではなく、移動手段ごとの“詰みポイント”を先に潰すのが正解です。
現地での動き(ロッカー利用有無・即滑れるか)まで逆算する
到着してから「ロッカー探し」「荷物置き場探し」「着替え場所探し」までやると、それだけでタイパが崩壊します。
車なしスキーは、
現地で荷物をどう減らすか(=最終的に手ぶらに近づけるか)
まで含めて計画すると快適です。
方法① バスで行く


トランクに入るので車なしでもOK
高速バスやスキーツアーのバスは、基本的に荷物はトランクに入るので、「運搬そのもの」はかなりラクです。
スーツケースと同じ扱いで、サイズが長くても「トランクに積める」なら問題ありません。



車なしのスキー旅行の選択肢として「バス」はありです!
集合場所までの移動(鉄道+徒歩)は発生する前提
注意点は、結局のところ自宅から集合場所までの区間。
駅の階段・改札・混雑した歩道が一番きついので、
- エレベーター位置を事前確認
- 混む時間帯を避ける(朝ピーク回避)
- 可能ならキャスター付きケースを使う
このあたりを考えておくと良いです。肩にかけるバッグは、重さに加えてバランスも考えないと行けないので大変です。
路線によっては板だけ預けてブーツ着用で乗れるケースも
北海道の一部路線バスでは、スキーバッグを持たずに板だけトランクへ、ブーツを履いてストックを持って乗車OKというケースもあるとされています。
これができると、現地でロッカーに預ける荷物が減り、到着後すぐ滑ることができます。



路線・運行会社・混雑状況で変わるので、事前に確認が必要です!
方法② タクシーで行く


仮に駅や目的地までタクシーを使いたい、もしくは公共交通機関が使えずタクシーを使わざるを得ないとき、スキーバッグが入るか気になる方もいると思います。
最初から大型車を手配すると料金が割高になってしまうので、できれば普通車に載せたいところ。
私が持っているキャスター付きオールインワンケース(185cm×31cm×15cm)を北海道の旭川で運んだ事例では、ジャパンタクシーサイズのタクシーの車内に入れられました。
- 助手席の背もたれを倒した状態(フラット)にします(助手席そのものを前に倒すことができますが、ここでは倒しません)
- 先に後部座席側にスキーバッグの奥側を入れます(できる限り角度をつけずに入れます)
- 手前側を助手席の背もたれに乗せます
3人で乗ると、助手席の後ろ、スキーバッグの席に座る人は、スキーバッグを肩に担ぐ形に近い状態にはなりますが、助手席の背もたれが前倒しされているので、足元や目の前にはゆとりがあり、全く苦にはならないです。
これで運賃が割高な大型車を手配せずとも移動できます。旭川駅と旭川空港を結ぶ定額タクシーの場合、普通車と大型車では1,500円の差が出るので、結構大きいです。
ただし、タクシーを手配する際、正直にスキーバッグの存在とサイズを伝えると、断られることがあります(実際に旭川で経験)。
客側が大丈夫ですと言ってもタクシー会社側は納得してもらえないと思うので、素直に受け入れてくれる会社を選ぶか、申告せずに手配するしかないと思います。
ただ、申告せずに依頼して万が一入らなかったら配車料金関係のトラブルになるので、おすすめしません。


方法③ 新幹線で行く


荷物置きスペースは早い駅で埋まりやすい


JR東日本の新幹線は、車両内に荷物置きがあるタイプが多く、事前予約が必須ではありません。
ただしスキーシーズンはスキーバッグを持ってくる人が多いので、東京始発でも上野駅までで埋まってしまい、置けないと一気に苦行になります。
「立てかけ前提」で席を取る
置き場が取れなかったときに詰まないために、以下の選択肢が考えられます。
- 一番前の列 or 一番後ろの列の席を取る
- スキーバッグを立てかける前提で、荷物棚に遮られない通路側の席を取る
ただハイシーズンだと特定の座席を取るのは簡単ではありません。予定の1か月前に早々に席を押さえたいです。



もちろん、周囲への配慮も必須です。
最悪を想定して「送る」選択肢も持つ
新幹線は「持って行ける」けど、駅の混雑・駅の階段の移動、車内の置き場問題などで消耗しやすいのが現実。
一方で、行きよりも帰りの方が帰宅時間が異なる関係で人がばらけやすいので、往路だけでも宅配で送ると、大分楽になると思います。
方法④ 飛行機で行く


飛行機でスキーバッグを運ぶ場合、サイズが大きいので、基本的に「貨物室に預ける荷物」扱いになります。



チェックイン時は、有人カウンターに行って預入の相談をするのが前提です。
ここで注意したいのがANAとAIRDOです。
ANAとAIRDOは事前に電話で申告が必要です。
スマートフォンからだとナビダイヤルになり、20秒ごとに10円かかります。
待ち時間もそれなりにあり、私の場合は平日の午前中に電話して、かけ始めてから依頼して切るまで、ANAもAIRDOも10分以上かかりました。
また、電話では予約情報の確認が入るので、予約番号などを手元に用意しておかないと余計に時間がかかります。



固定電話があるなら、固定電話からかけた方が電話代をかなり抑えられます。
さらに重要なのが、電話してOKが出ても「確約ではない」という点です。機材変更などで預けられない可能性があり、その場合は自分で荷物の手配をしないといけない、との説明でした。
空港での想定外はかなり痛いので、飛行機で行く場合でも「最悪は送る」選択肢を持っておくのが安全です。



キャスター付きオールインワンケース(185cm×31cm×15cm)の預け入れを直接相談した際の事例を紹介します。
ANA
- 今回は受け入れOK。
- 3辺合計が203cmを超える場合は要事前電話相談。
- 機種ごとの最長辺の目安に入ること。
- 20kg以内なら追加料金なし。
- チェックイン時の可否確認のため、出発の1時間前に来てほしいとのこと。
参照:https://ana-support.my.site.com/jajp/s/article/answers711ja
AIRDO
- 今回は受け入れOK。
- 3辺合計が203cmを超える場合は要事前電話相談。
- 機種ごとの最長辺の目安に入ること。
- 20kg以内なら追加料金なし。
なお、2026年5月19日以降に預入手荷物のルール変更があり、通常預け入れ荷物の個数とサイズの制限が厳しくなるが、今回のスキーバッグであれば、20kgを超えない限り追加料金は引き続きかからないことを確認。
参照:https://www.airdo.jp/departure/baggage/check-in-baggage/
JAL
- 今回は受け入れOK。
- 航空便の機種によって異なる搭載可能な長さ(長尺)の目安に入ること。
- 20kg以内なら追加料金なし。
- 事前連絡は不要。チェックインカウンターで預け入れ。
参照:https://faq-jp.jal.co.jp/ja/s/article/jdsp000000R0000000003363dom
スカイマーク
- 280cm以内ならOK。
- 20kg以内なら追加料金なし。
- 事前連絡は不要。チェックインカウンターで預け入れ。
参照:https://faq.skymark.co.jp/app/answers/detail/a_id/1785/
LCCについて
LCCを使う場合は、そもそも預入手荷物が有料であることに加えて、スキーバッグのサイズが通常の預け入れ荷物の規定内に収まらない可能性が高いです。
そのため、飛行機に預けようとするより、宅配業者を使って事前に送った方が結果的に手間やお金がかからず、確実に目的地に届きます。
方法⑤ 宅配で送る


送る前にまずやることは、送り先の確認です。
宿泊先に送るのか、スキー場に送るのか。また場所によって受け取り条件があるところもあります。
- 何日前に届くように送ってほしいか
- 指定の業者があるか
- 伝票に書くべき文言があるか
などを先に確認しておかないと、後でトラブルになる可能性があります。



基本は行く日の前日に届くように手配しましょう!
宅配業者の選択肢は、主にこの3社です。2026年1月現在の、東京から北海道まで送る場合の料金を紹介します。
ヤマト運輸(スキー宅急便)
- 現金で片道5,220円。
- 営業所・取扱店へ持ち込みで100円引き。
- クロネコメンバーズなら営業所持ち込み割引が150円(通常の持込割との併用不可)。
- デジタル送り状だと60円引き。
- さらにマルチカバー等の袋(450円)を買って入れる必要があります(1回買えば再利用可能)。
ただし私の経験上、特に都心部は軽自動車タイプの車で集荷・配達していることがあり、サイズが大きいオールインワンケースだと「集荷できない」と断られたことがあります。
この場合は営業所に行く必要があります(コンビニ不可)。



なのでヤマト一本に絞って当てにするのは危険です。
スキーゆうパック(日本郵便)
- 片道3,010円
- 持ち込み割で2,890円
袋はありません。専用の伝票・タグがあるので、それぞれに記入して依頼します。
佐川急便(ゴルフ・スキー宅配)
- 片道2,950円(当社営業所・サービスセンター・取次店へ持込で2,850円)。
- ただしスノーバッグ等の袋(803円)を買って入れる必要があります(1回買えば再利用可能)。



利便性と値段で見ると、個人的にはゆうパック一択です。
できれば郵便局に持ち込んで割引を受けたいところです。
発送のタイミングは「発送日+2日以上」は見ておくのが無難です。
早めに送って、指定日配達で確実に前日着にしてもらうのがおすすめです。
スプレー/ワックス等の可燃物は入れない
オールインワンケースは何でも入れたくなりますが、スプレー・ワックスなどはトラブルの元。
特に航空搭載が絡む北海道などの地域では飛行機の預け入れ荷物と同様の厳しさになるので、可燃物・危険物は入れないのが鉄則です。
また北海道から送る際も、郵便局で荷物を依頼する際はこれでもかと言うくらい確認されるので、時間に余裕をもって依頼するようにしてください。



郵便局側はトラブル回避のためにやっているので、どうか怒らないであげてほしいです。
【まとめ】スキーの荷物を快適にして車なしスキーを楽しもう!
車なしスキー最大の敵は「移動」ではなく、移動中ずっと荷物に気を取られることです。
それぞれの運び方のポイントをまとめます。
- バス:トランク預けで一番ストレスが少ない
- タクシー:タクシー会社に事前にスキーバッグがあることを相談
- 新幹線:置き場が埋まる前提で、席取り&立てかけ戦略を持つ
- 飛行機:事前申告が必要な会社もあるので、最悪に備えて宅配も視野に
- 宅配:前日着・送り先条件確認・危険物NGを守れば最もタイパが良い
「スキーに行くのが面倒」になっている原因が荷物なら、荷物の扱いを最適化した瞬間に、車なしスキーは一気に現実的になります。



荷物の不安さえ潰せば、あとは雪の上を滑るだけ!
次の休日は「行けるかどうか」じゃなくて、「どこのゲレンデで気持ちよく1本目を踏むか」を考えて予約してみてください。
