
「青森市内って、車なしでも観光できるの?」



「できればお得に回りたいし、バスって乗り方間違えそうで不安…」
結論から言うと、青森市内観光は“バス1日券+徒歩”で王道スポットを1日でしっかり回れます。
ただし、三内丸山遺跡だけは市街地から離れているので、“バスの時間を軸に逆算”しないと待ち時間で損しがち。
この記事では、30代の「車なし旅」目線で、2026年1月ダイヤ前提のリアルな動き方と、やらかしポイントまで含めて、王道ルートをまとめます。
✅ 本記事の内容
- 青森市内の車なしで観光で必要なバス1日券の買い方
- 廣田神社〜三内丸山遺跡〜ねぶた・ベイエリアの1日モデルルート
- 青森市内の車なし観光をお得にする割引・特典情報まとめ
✅ 本記事の信頼性
- 実際の宿泊、観光体験を元に執筆
- 市営バス+徒歩のみでメインの観光地を制覇
- 国内と総合の「旅行業務取扱管理者資格」と「世界遺産検定2級」を取得済み
旅行の楽しみ方や体力・ペースは人それぞれですが、「青森市内を車なしで観光したい」「できればお得に回りたい」という方に向けて、1つの具体例として発信します。
青森市内の車なし観光は「バス1日券+徒歩」
青森市内の観光は、車なしでも十分回れます。
中心部の観光地(駅・新町・ベイエリア)がまとまっていて徒歩でも回れますし、少し離れた場所もバスでつながります。
ポイントは次のとおりです。
- 「三内丸山遺跡」だけは中心部から離れている=バスの時間に注意
- それ以外(廣田神社・善知鳥神社・ベイエリア)は、徒歩+短距離バスで完結しやすい
土日祝・繁忙期ならフリールート1日乗車券が便利
車なし旅の友、バスの利用にあたり、1日乗車券が欲しいところですが、市営バス・市バスの1日乗車券は土日祝・お盆・年末年始しか使えません。
ねぶたん号という三内丸山遺跡やフェリーターミナルを周るバスなら平日でも1日乗車券がありますが、青森駅始発は1日4便のみで、かつ3回乗らないと元が取れないので、正直観光では使いにくいです。
土日祝・お盆・年末年始なら、市営バス・市バスのフリールート1日乗車券を500円で購入できます。



「ちょい乗り」をためらわずに済むので、徒歩のムダが減ります。
そして大事なのが“買い方”。この乗車券はICカード(SuicaやPASMOでも可)限定です。
- 乗車口のICカード読み取り機にタッチ(買う前からタッチが必要です)
- 降車時、タッチする前に「乗り放題乗車券を買いたい」と乗務員さんへ申告
- 指示に従ってICカードをタッチすると購入完了
- その後、運賃箱のICカード読み取り機にタッチして処理



実は私、ここでミスしました!
私は降車時に申告して運転手さんが操作を完了する前に、ICカードを読み取り機に近づけすぎたようで、通常運賃として処理されてしまいました。
運転手さんに現金で払い戻しをしていただきましたが、手間を取らせてしまい、精算に時間がかかりました。みなさんが利用される際は、ご注意ください。
前日20時以降の現地到着の場合、夜ご飯に注意


今回の私は、前日にむつ市から移動して、ホテルJALシティ青森に宿泊。
ホテル到着は20時過ぎでしたが、予約なし&気軽に入れる店が想像より少なく、結果的に近場で営業していた「らーめん砂小屋」で夜ご飯に。



20時以降にやっているお店は多くないので、みなさんも到着時の食事にはご注意ください。
それでは、次からいよいよ観光ルートの紹介です!
ルート1:廣田神社→バスで三内丸山遺跡へ


朝はホテルの朝食を食べたら、早々に出ます。
理由は青森の観光施設は9時開館が多く、その中でも三内丸山遺跡は市内から離れているので、9時までの時間を移動に使って、1日の時間を有効活用したかったからです。



JALシティ青森→廣田神社は、徒歩で約800m/10分ほど。
途中で県庁や公園脇を通るので、朝の散歩としてもちょうどいい距離感です。
廣田神社は“病厄除け”の神さま


廣田神社は996年に左近衛中将より陸奥守に任ぜられた藤原実方朝臣(ふじわらさねかたあそん)が蝦夷鎮撫のため、外ヶ浜貝森村(現在の青森市)に「夷之社(えびすのやしろ)」を創建して陸奥国長久の平安を祈願したことに始まります。
1784年には将軍家より疫病鎮定の神札が下賜され、祈願によって病魔が退散したと伝わることから、“病厄除け”の神として広く信仰を集めているそうです。
廣田神社参拝の際は、本殿だけ参拝して終わらないようにしましょう。
本殿に加えて、通りの反対側のエリアにある
- 八大龍神宮
- 金生稲荷神社
- 乃木神社
- 二十三夜大神
まで参拝して「正式参拝」になるからです。
なお、この5社参りを20日間続けると百度参りの大願成就、200日で千度参りの千願成就、そして2,000日間続けると、万度参りで満願成就となり、心願成就となるそうです。
5社の御朱印をいただくと書いていただくまでに時間がかかるので、御朱印をいただきたい方は



授与所が開く8:30より前に訪れて各社の参拝を進める→御朱印をいただく→バスに間に合わせる
と言った流れで参拝するのが良いと思います。


古川バス停までは徒歩8分かかるので注意
三内丸山遺跡に行くバスの最寄りは古川バス停で、平日なら9:18、休日は8:55に出る三内丸山遺跡前行きのバスに乗ります。
廣田神社から最寄りの古川バス停まで、約550m/8分ほど。
ここで大事なのが、古川は主要バス停で路線が多く、同じ“古川”でも乗り場が離れていること。
- 古川に着いたのにバス停が見当たらない
- 目の前の停留所に来たバスが違う方面だった
ということもあるので、時間に余裕を持って移動しておくのが無難です。
ルート2:三内丸山遺跡→昼食→善知鳥神社(うとうじんじゃ)
三内丸山遺跡は「午前中にしっかり」がおすすめ。
午後からだと閉館や移動の都合でバタつきやすいからです。
縄文時代を感じる三内丸山遺跡


三内丸山遺跡は、縄文前期〜中期の大規模集落跡。
屋外は原っぱに復元建物が点々、入口の建物(展示施設)はモダンで綺麗というギャップがあります。


有名な大型掘立柱建物は、実際に柱に触れると「これ何のために作ったんだろう?」と想像が膨らみます。



発掘調査も進行中で、分かり切っていない“余白”が面白いタイプの遺跡でした。
展示室の“壁面に土器片を散りばめた巨大展示”も、初見だと驚くはずです。


昼食は「縄文うどん」か「味噌カレー牛乳ラーメン」


昼食は大きく2択です。
- 遺跡内で「縄文うどん」を食べる
- 市街地に戻って「味噌カレー牛乳ラーメン」を食べる
もし「昼食の場所が決まらない」「時間的に混雑が怖い」「午後の予定を崩したくない」なら、建物内にある「れすとらん 五千年の星」の“縄文うどん”がおすすめです。



縄文時代に食べられていた栗・どんぐりを使ったメニューをいただけます。
一方で、青森市内に戻るなら、11:42発の青森駅行きのバスに乗り、古川で途中下車して「味の札幌 大西」の味噌カレー牛乳ラーメンに寄るのも王道。
名前のインパクトに反してちゃんとおいしくて、食べた感想はこんな感じでした。
- 入口は味噌の安心感
- 牛乳のクリーミーさで角が取れる
- 後味と香りがカレーに着地する
- 中太ちぢれ麺がスープに絡んで、また食べたくなる味
「今日は効率優先で遺跡内」「今日は名物優先で市街地」みたいに、当日の混み具合と体力で選ぶのがいちばん失敗しません。
パワースポットへ!善知鳥神社(うとうじんじゃ)


午後は青森総鎮守の善知鳥神社へ。
この地を治めていた善知鳥中納言安方(うとうちゅうなごんやすかた)が、天照坐皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)の御子である宗像三女神を祭神として祀ったことが始まり。
赤い鳥居と白壁の拝殿のコントラストが良く、写真も映えます。
拝殿奥には池があり、中央に弁財天。脇には水の神様である龍神から出る湧水「龍神水」もあり、パワースポットとして、湧き出る水を蒔いたり飲んだりする信仰が受け継がれているそうです。


注意点として、味の札幌 大西から神社の境内までは歩くと10分くらいですが、一の鳥居から入ろうとすると回り込みが発生して体感15分。



バスの1日乗車券を持っているなら、駅前の大通りである寺町通りに向けて北に歩き、新町一丁目からバスに乗り、2つ先の新町一丁目で下車すれば徒歩の距離を半分近く減らせます。
ルート3:青森駅からベイエリア「八甲田丸・ワラッセ・アスパム」
善知鳥神社を出て、新町ニ丁目バス停からバスに乗り青森駅へ戻ったら、午後の“見どころ密集ゾーン”に突入。
青森駅周辺は観光交流情報センター(マンホールカードなど)やカラーマンホールやAOMORIモニュメント撮影も含め、徒歩で回りやすいのが魅力です。
青森と函館を結んだ青函連絡船「八甲田丸」


青函連絡船の八甲田丸は、かつて本州と北海道の間で人と物を運び続け、青森の街の発展を支えていました。
鉄道車両も運んでいたので、車両甲板にレールが敷かれていたり、操舵室・機械室まで見られたりと、「ただの展示」ではなく船の中を歩きながら体験ができます。
写真や資料で当時の様子を追うと、子どもたちの小旅行的なワクワク感が伝わってきます。


ねぶたを体感!青森市文化観光交流施設ワラッセ


ワラッセはねぶた祭の歴史や魅力を発信しており、お囃子が流れるなかで、実際のねぶたを見ることができます。



実物のスケール感は、画像で見ているのと別物!
さらに、ねぶたの内側(骨組み・電球)が見られる点も大きな見どころになっています。
青森に来たらぜひ訪れたい場所の1つです。


360°3Dシアターを楽しむ青森県観光物産館アスパム


ワラッセ見学後は、海の方向にだいたい600mほど歩いて、青森県観光物産館アスパムへ向かいました。
三角形の建物が特徴的ですが、アスパムはまず「展望台」が魅力で、上に上がると青森の地形と港町の様子が一望できます。
私が行った日は曇りで、正直「遠くまで見える絶景!」とはいきませんでしたが、それでも陸奥湾と市街地の両方が見えて、旅の全体像を頭に入れるには十分でした。



天気が良ければ北海道まで見えるそうなので、次は晴れの日にリベンジしたいところです。
その後、日本最大級の360°3Dシアターへ。
ねぶたを含む青森のお祭りや、自然系の映像を15分ほどで“ダイジェスト視聴”できます。
チケットは展望台とシアターのセット購入で300円安くなるので、行くならセット購入がおすすめです。
ただ、体験としては正直なところ「もっと3Dらしい迫力や驚きが欲しかった」というのが本音です。
時間が短めなのと、360°ゆえに“どこを見ればいいか迷う問題”が出やすく、見ている方向によって何か決定的に違う・新しい発見がある、という感じでもありませんでした。



結果として「これなら180°でも成立したかも」という印象が残りました。
最後は館内でお土産を見て回りました。観光の締めとしてちょうど良かったです。
青森のお土産ならエーファクトリー


グルメ系のお土産なら、アスパムの他、青森駅から八甲田丸に行く途中にあるエーファクトリーも良いです。
主にリンゴに関するお土産が多く、リンゴを原料にしたお酒「シードル」の工房があります。
製造現場がガラス張りになっているので、作っているところを興味深く見ることができました。


ルート4:夜ごはん〜出発前まで|おすすめは青森駅の駅ビルLOVINA


夜行バスや新幹線の前に夕飯を入れるなら、選択肢は2つです。
- しっかり食べたい → 古川周辺で降りて「ハンバーグの店 鹿 SIKA」
- もう移動したくない/時間調整したい → 青森駅の商業施設「LOVINA」
私は「鹿 SIKA」でハンバーグ定食を食べました。昔ながらの洋食店っぽい雰囲気で、ディナーでも1000円しないのはかなり良心的。



ハンバーグは柔らかめで箸で食べるタイプで、ジューシーで満足度が高かったです。
体感として、提供まで時間がかかる印象でした。出発ギリギリに突撃すると危ないので、余裕を持って入店するのがおすすめです。
一方LOVINAは2024年4月に誕生した青森駅東口の駅ビル内の商業施設。飲食、買い物には事欠きません。
サイゼリヤやスターバックスであれば21時まで営業しているので、夜行バスの出発直前まで滞在できます。


青森市内の車なし観光をお得にする割引・特典情報まとめ
青森ベイエリア3施設共通券は販売終了
八甲田丸・ワラッセ・アスパムをまとめた共通券は、残念ながら販売終了。
今は各施設ごとの入館になります。
会員証提示で特典が付くケースもある
各施設の入館料割引は基本JAFが強いです。



このほか、八甲田丸でベネフィットステーションの割引がある程度。
八甲田丸の場合、割引はなくても、
- EPOSカード
- クラブオフ
- タイムズ倶楽部
などの会員証の提示で缶バッジをくれます。



旅行のちょっとした楽しみになりますよ!
【まとめ】青森市内の車なし観光は「バス運用」と「閉館時間」が鍵
青森市内は、車なしでも王道スポットを1日で十分回れます。



大変なのは“移動そのもの”というより、限られた時間の中でムダなく回るための段取りです。
成功の鍵はバス運用です。三内丸山遺跡は市街地から離れているので、時刻表ありきで逆算が必須です。
三内丸山遺跡さえ時間どおりに押さえられれば、あとは市街地〜ベイエリアがまとまっているので、このルートを一通り回っても最終バスに追われる感じにはなりにくいです。
朝は9時から開いているところが多いので、朝から動いて日中に観光を回収し、夕方〜夜は「早めに締めて夕食」か「次の目的地へ移動」に寄せるのが、車なし青森のベストな組み方です。



青森の素敵な車なし旅行を楽しんできてください!
