
30代前半・独身で転職したいけど、転職先を決めずに退職しても本当に大丈夫?



退職後の生活・転職活動・空白期間に不安がある
30代前半で転職を考えているあなたは、そんな悩みを抱えて検索していませんか?
実際にその選択を迫られても、行動に移すのはとても難しいテーマです。
私は決断して行動するまでに時間を要しましたが、自己分析をして自身のポテンシャルを確認するともに、それを面接で説明できるよう対策を徹底して、転職することができました。
ここでは筆者の経験を基に、なぜ退職を選んだのか、退職後の不安と結果を順に紹介します。
✅ 本記事の内容
- 自己分析と面接対策で転職先を決めずに退職しても転職できる
- 30代・独身が抱えやすい「時間・体調・職場環境の壁」
- 退職前後のリアルな不安と具体的な対応策
- 無職期間の転職活動の進め方・制度の使い方
✅ 本記事の信頼性
- 筆者は新卒1年目と30代前半の2回・独身で退職→無職→転職を経験
- 失業給付・再就職手当を実際に受給
- 失敗・後悔事例を紹介
この記事を読むと、「退職の不安を整理し、今すべき行動がわかる」ようになります。
30代で転職先を決めずに退職しても大丈夫か
「30代で、次が決まっていないのに退職しても本当に大丈夫なのか」。
この疑問は、実際にその選択を迫られた人でないと、なかなか整理して考えられないテーマです。
ここではまず結論を示したうえで、なぜ退職を選んだのか、不安、そして現実を順に整理します。
結論|退職しても転職できた
結論から言うと、30代前半・独身であれば、転職先を決めずに退職しても転職は可能です。
理由は、30代前半はまだ「ポテンシャル+実務経験」の両方を評価されやすい年代だからです。企業側も即戦力だけでなく、数年先まで育てられる人材として見ています。
株式会社マイナビが、全国の正社員で働く20~50代の男女2万人を対象に実施した「転職動向調査2026年版(2025年実績)速報」では、2025年の正社員の転職率は7.6%で過去最高水準との結果が出ました。
また、30代以降の転職率は昨年から増えており、以前よりも転職が活発になっている状況です。
とはいえ、行動しなければ転職はできません。事前の準備はもちろん、面接となれば、会社を休む必要性が出てきます。
私は在職中ほぼ転職活動ができず、退職後に本格的に動きましたが、結果的に転職できました。
転職は準備と考え方次第で、成否は大きく変わるというのが実感です。
記事を書くにあたり改めて振り返ったとき、反省点が多くあったので、読者の方々は筆者を反面教師にしていただければと思います。
30代で退職を選んだ理由
30代で退職を選んだ最大の理由は、「働きながら転職活動を続けることが現実的ではなかった」からです。
まずこれまでのキャリアの話をすると、私は新卒で入った会社をわずか10か月で退職しました。理由は以下の2点です。
- 当初やりたかった仕事が、この会社では外注していて、実務としてはやっていなかったこと
- 休日出勤、早出出勤、長時間残業(100時間以上)で将来に希望が持てなかった
- 今一度、以前から目指していた別の業界を目指そうと思った
当時は新卒入社後、おおむね3年以内に転職する人を指す「第二新卒」という言葉は流行りだした頃でしたが、実際の転職は厳しいものでした。
結果が出ない中で、エージェントの提案もあり、新卒と同じような業界の別職種に行くことにしました。
そして、ビジネススキルを磨きながら転職活動をしようと思って、これまで頑張ってきました。
主な業務は外部企業向けの社会人人材の育成に関する仕事で、セミナーなどのハコを作って、そこに各企業の社員に受講してもらうというビジネススタイルです。
カリキュラムや講師の企画から、広告宣伝、電話や訪問による直接の営業、予算管理、当日の運営・片付けまで、トータルで担当しました。
プロジェクト(ヒト・モノ・カネ)の管理能力や営業能力のほか、手間のかかる作業を業務改善で効率化したり、支出削減のために作業を見直ししたりすると改善能力は身に着いたのかなと思っています。
ただ、転職に向けて思うように時間が取れず、長期化してしまい、30代に入ってしまいました。理由は大きく3つあります。
- 業務量が多く、残業が常態化していた
- 仕事が属人化しており、簡単に抜けられなかった
- 年度の途中で退職しにくい業務だった
- 今年だめなら来年頑張ろうという気持ちで、焦りがなかった
新卒で入った会社ほどではないですが、慢性的に月60時間超の残業が続き、多いときは100時間近くになることもありました。有休も取りづらく、面接のために平日を空ける余裕はありません。
さらに、自分の仕事が基本通年物の長期プロジェクトで、年度の途中で退職や引継ぎが難しいものでした。
「そんなの残る人に押し付けて辞めれば良いのでは」という意見は当然あると思いますが、年度途中の引継ぎは難しく、他の職員も厳しい環境で働いていたので、そのような心境にはなれなかったのです。
そのため、年度末に退職ができるように、年末あたりから何年も頑張ってみましたが、私の場合はうまくいきませんでした。
ただこれには、自己分析や資料・面接の準備不足やダメでも来年があるかくらいの軽い気持ちも含まれていたと思います。
このような状況が続き、自分に新しく任された仕事が、コロナ禍のあおりで当初計画から大幅に下回る結果に終わり、絶望してしまいました。
このまま仕事を続けては精神的にもしんどくなり、年齢もありやがて転職すらできなくなると思い、一度立ち止まり、環境をリセットする必要があると判断しました。
30代で無職になる不安
一番の不安は「空白期間」よりも「この判断は正しいのか」という迷いでした。
無職になると、次のような不安が一気に押し寄せます。
- 転職できなかったらどうしよう、ブラック企業しか採用してもらえなかったらどうしよう
- お金はどれくらい持つのか、バイトで食いつなぐか
- 家族にどう説明するか
特に30代になると、「もう若くない」という言葉が頭に浮かびやすくなります。
ただ、実際に無職になって感じたのは、不安の正体が曖昧なままだと、必要以上に怖くなるということでした。
キャリアの方向性に加え、生活費や失業給付、予定の活動期間を具体的に数字で把握すると、不安は「対処可能な課題」に変わっていきます。
30代 退職・転職の現実
30代の転職は「勢い」ではなく「説明力」が求められます。
近年は30代の転職自体は珍しくありません。実際に転職市場でも、30代前半はボリュームゾーンです。
ただし、20代のとき以上に
- なぜ辞めたのか
- 何ができるのか
- 次に何をしたいのか
この3点を自信を持って論理的に説明できるかがより強く求められます。
「仕事が合わなかった」「人間関係が辛かった」といったネガティブな理由では、採用する側も「またすぐ辞めるのではないか」「ストレス耐性がない」と思われてしまいます。
前職の経験から何を学び、次にどう活かすのかまで語れる必要があります。
特に30代になるとマネジメント要素を求められがちなので、プロジェクト・人・お金の管理の実績は、数字と併せて説明できた方が良いです。
あとは、とにかく頑張ること、積極的に学ぶこと、この会社に入りたいという思いを言葉で表すことに尽きると思います。
30代で転職先を決めずに退職する前に知るべき3点
退職前に知っているかどうかで、精神的・金銭的な余裕が大きく変わるポイントがあります。
ここでは、私が特に重要だと感じた3点をまとめます。
退職時期とボーナス
退職時期は、ボーナス支給後がベストです。
私は前述の業務の都合上、2月下旬に初回相談、4月上旬に退職願、6月末退職でしたが、6月のボーナスは通常の4分の1程度まで減額されました。この時の明細は、これまでの「賞与」ではなく、「賞金」になっていました。
他でもよく言われていることですが、6月賞与支給の職場の多くにとって、4月はボーナスの査定終了前なので、いかようにでも金額調整ができてしまいます。
ボーナスは支給義務がないので、退職者に対しては支給なしの可能性もあり得ます。
退職時期を選べるのであれば、ボーナス支給後に退職の相談をして退職願を出し、有休はまとめて消化することを強く意識した方が良いです。
住民税と社会保険
住民税の支払い方法や保険の金額を事前に把握しておきましょう。
住民税
いつ退職するかで支払い方法が変わります。特に住民税の年度が変わる6月より前か後かで差があります。
私は6月末退職で、最終給与から未払い分を一括で払う「一括徴収」か、退職後に自分で分割納付する「普通徴収」かを選択できたので、「一括徴収」にしてもらいました。
無職期間中に請求が来ないだけで、精神的な負担はかなり減ります。ただ、最後の給与明細は支給額が約4,000円になりました。
なお、1月から4月の場合は一括徴収、5月の場合は特別徴収(5月分の1か月のみ徴収)になります。
健康保険
健康保険は、給与や扶養家族を踏まえて
- 任意継続(退職後も、最大2年間は元の職場が加入していた健康保険を個人で継続できる制度)
- 国民健康保険(自営業者や無職の人などが加入する、市区町村が運営する保険)
どちらが安いかを事前に確認しましょう。職場の健康保険なら当該保険組合、国民健康保険なら役所に聞くことになります。
なお任意継続の場合は、退職日の翌日から20日以内に申請が必要なので、手遅れにならないよう早めに手続きしましょう。
筆者は事前確認せずに国民健康保険で進めてしまいました。環境によっては任意継続の方が安くなりますので、とにかく支出を減らしたいなら必ず確認です。
退職金と手取り
退職金は職場の退職金規定や自身の就業期間に基づく退職所得控除を事前に確認して、予定の手取り額を把握しておきましょう。
私の場合、約8年働いた後の自己都合退職で退職金は約119万円でした。退職所得控除内に収まり、税金はかかりませんでした。
この金額があったことで、「半年は落ち着いて活動できる」という判断ができました。
30代無職期間に最初にやること
無職期間は、最初の動き出しが非常に重要です。やるべきことを後回しにすると、受け取れるお金に影響し、生活リズムも気持ちも崩れやすくなります。
ハローワークの申請
退職したら、まずは離職票をもってハローワークに行き、失業手当の給付申請をしましょう。失業手当の申請は退職後でないと始められないからです。
私は退職後すぐに手続きを行い、給付スケジュールを早めに把握しました。
失業手当給付の条件
- 雇用保険に一定期間加入している
- 働く意思と能力がある
- 求職活動を行っている
自己都合の場合、失業手当の給付開始まで、7日間の待機期間と給付制限期間の2つのハードルがあり、この期間を経過しないと支給が始まりません。そのため、まずは早めの申請が重要です。
給付制限期間とは自己都合退職の場合に発生する待期期間とは別に発生する「すぐには失業手当がもらえない待ち期間」のことです。
現在は、正当な理由がない自己都合退職をした場合の給付制限期間は原則1か月です。私が転職した時は2か月でしたので、支給までのハードルは低くなっています。
自己都合退職でも会社都合退職にする方法
自己都合退職をしても、長時間労働・パワハラなどを理由に退職をした場合は、特定受給者として、事後でも会社都合扱いに切り替えてもらえる可能性があります。
特定受給者になると、給付制限期間がなくなり、7日間の待期期間のみで失業手当の給付が始まるほか、手当の給付期間も長くなるので、該当すれば、その事実が証明できる書類を用意しましょう。
なお、私が新卒の会社を辞めた際に、特定受給者の要件を満たしたのですが、ハローワークの職員から「会社に事実確認の連絡をするがよいか」と確認をされました。
また、「その会社が将来国や自治体からの補助金関連を受けられなくなる可能性がある」と言ったことを言われました。
皆さんにとってはどうでもよいかもしれませんが、私は新卒の際に前の会社に確認されたり、恨まれるのが怖いと思って申請をやめてしまいました。
申請後にすること
ただ、他の方のエピソードを聞くには、実際に問い合わせすることは稀なようなので、自分の権利として行使すればよかったと少し後悔しています。
申請後、4週間に1回「失業認定日」という、求職活動実績などを書いた申告書を提出して、現在も失業中・求職中であるとの認定を受ける日があります。
この日をクリアしないと、手当の支給を継続してもらえません。
申請書の求職活動実績として、私の場合は応募した会社名を2社書いて提出しました。
年金と健康保険
手続きは面倒でも、放置すると督促される恐れがあります。
扶養に入ることはなく、免除される要件を満たしていなかったので、役所に行って国民年金の任意加入をしました。
その際、付加年金(月400円)も追加しました。これにより、将来の受け取れる年金額を増やすことができます。
追加した年金は2年で元が取れる制度なので、長期的には悪くない選択だったと感じています。
iDeCoの手続き
私はこれを忘れて後で連絡を受けてしまったのですが、iDeCoに入って毎月拠出(掛け金の支払い)をしていた場合は、機関に加入者被保険者種別変更届を提出して、いずれかの申請をする必要があります。
- 停止して運用のみ継続する(口座の管理費用はかかる)
- 国民年金第1号被保険者として拠出を継続する(月額 68,000円まで拠出可能に)
手続きをしていなかったので、拠出停止状態になってしまったのですが、できるなら拠出しておくべきでした。
就職先が決まったら、再度加入者登録事業者変更届を提出して手続きをします。
30代無職期間の転職活動
無職期間は、「自由な時間」がある一方で「焦り」が同時にやってきます。だからこそ、やり方を間違えないことが大切です。
転職サイトとエージェント
複数併用が前提です。
私は、複数の転職サイトと転職エージェント(企業と求職者の間に入り、求人紹介や条件交渉をしてくれるサービス)を併用しました。
転職サイトと転職エージェントは掲載されている求人が異なるので、選択肢を増やすなら両方使いたいです。
転職サイトは自分で採用企業側とやり取りや交渉をする必要がある一方で、自由度が高く、エージェントからのプレッシャーや情報連携トラブルがないので、気楽に応募できます。
一方でエージェントは採用企業側とのやり取り・フォロー、落選時の理由確認、内定後の条件交渉もしてくれます。
方向性が決まっていて、使い倒すつもりでガンガンやり取りや行動ができるなら、エージェントは強い味方です。
もしも転職を迷っている場合は、一度エージェントに登録をして、エージェントと会話をしてみてください。
夜間や土曜日でも面談をしてくれることが多いので、平日忙しい場合でも大丈夫です。
一度会話を通して転職可能性を確認してから、退職に向けて動くのが良いと思います。
登録した転職サイト
求人数が特に多い2社のサイトに登録しました。過去の転職の際にも利用しており、退会せずに引き続き登録をしています。
登録したエージェント
転職サイトと並行してエージェント登録をした2社に加えて、サポートの充実度の評判からパソナにも登録をしました。
無職期間の説明
正直に、ただし前向きに説明することが大切です。
私は、
- 在職中は長期プロジェクトで途中で辞められなかった
- 現在は転職活動に集中している
と事実を伝えました。
言い訳ではなく、責任感があったことを伝えることで、ネガティブな印象は残らなかったのかなと思います。
面接とオンライン活用


コロナ禍で一気に普及したオンライン面接は、30代の転職活動をより積極的にしてくれます。
移動時間がない分、直前まで面接準備ができることで、1日に複数社受けられるのは大きなメリットでした。
カメラ越しで面接を受けるため、目線や表情、リアクションは対面以上に意識しました。
また部屋の中を見せることのないよう、バーチャル背景として、白無地の背景を作って設定した状態で臨みました。
30代無職から転職先を決めるまでの最終判断
内定をもらうと、「入社する・しない」という新たな悩みが生まれます。ここは妥協せず、慎重になるべきフェーズです。
会社見学を必須にする
採用したい旨の話が出たら、会社見学や一緒に働く人の話を聞きたいと相談してください。
実際の雰囲気は、求人票や面接だけでは分かりません。一度オフィスの雰囲気や設備関係を確認するとともに、今後一緒に働く人と会話をしてみてください。
もしもそこで違和感を覚えたり、悩んだりするようであれば、内定辞退した方がお互いのためです。
正直、見学をしても入社したあとで理想とのギャップは出てきます。
それでも、事前にデメリットだと思う部分を把握して、それをメリットが上回れるかを確認できることで、より納得感が出ると思います。
一方で、会社見学を断られる企業は避けた方が無難です。
本来採用企業側は採用活動にお金と工数を多くかけており、せっかく面接までしたのに辞退されてしまっては、すべてが無駄になります。
にもかかわらず、担当者が忙しいなどを理由に断られた場合は、これから一緒に働くことになるかもしれない人を無下に扱うということで、入社後も同じ使いを受ける可能性があります。
求人票の条件だけで判断しない
給与や休日、何となくの安定感だけで決めると、後悔しやすいです。
今一度自分が実現したかったことは何なのか(業務内容、裁量、評価・昇進など)を改めて振り返り、内定先の条件と合っているかを確認してください。
筆者も経験しましたが、選択を誤り理想と現実のギャップを感じてしまうと、給与や休日があっても休職したくなるほどのストレスを受け続けることになります。
一方で、ある程度理想は叶えられそうでも、給与が極端に下がり、その後は上がりにくい、もしくはわからないことを理由に入社を悩む場合は、入社しない方が良いのかもしれません。
給与も一種のモチベーションだと思うので、転職先で嫌なことがあった場合、給与が下がったこととのダブルパンチになります。
通勤時間の考え方
個人的に通勤60分超は、想像以上に生活を削ります。理想は30分以内です。
私はここを乗り越えられると思ってしまい、入社後に「思ったよりきつい」と感じました。
座ることができれば寝られる、資格勉強できると思っても、実際はどちらもまともにできません。やはり就寝や勉強は家でやるのが一番です。
給与が出ない可処分時間を通勤に充てるのはもったいないですし、早く家を出る分就寝時間も減ってしまい、健康にも影響が出てしまいます。
ある会社の内定を断った理由
転職活動を続ける中で、IT系のベンチャー企業から採用したいと言っていただきました。
- 裁量は大きい
- 若い人が多い
- テレワークでき、出社する場合でも通勤時間は短め
会社見学の相談をさせていただき、快く承諾をいただいたのですが、見学後に辞退をしました。理由は以下の2点です。
- 会社のベンチャー的な社風で、上司のレベルが高く仕事熱心、また周囲も優秀すぎて自分ではついていけそうにないなと思ったこと
- ポジションが上がり、通常の労働時間が長くなる割に給与が低くなること(退職金なし。時給計算をして200万円ほど下がる)
給与テーブルを見せてもらいましたが、当時の現職と役職を変えずに同じ水準の給与に行くのは難しそうだなと思いました。
この求人はエージェントで応募をしたので、エージェントから「裁量を持てる会社なのに、何がダメなの」と言われつつも、押し切ってなんとか了承してもらいました。ただ、エージェントは内心相当怒っていたと思います。
余談ですが、その後この会社はテレワークが廃止になったほか、最近のニュースで話題になる企業方針や事業活動が自分のポリシーに合っていないように感じたので、結果的に断って良かったと思います。
ある会社に入社を決めた理由
ITベンチャー企業の内定を断ってから、別の会社から内定をいただきました。会社見学の相談をして、こちらも快く承諾をいただきました。
- 大手IT企業のグループ会社
- 給与は現職と同等
- 求人と実際に聞いた平均残業時間に差がある(ただ、業務の外注などで減らす取り組みはしている)
- 年休は取りやすい
- 改革期で外からの人材を多く求めていて、組織を変えていってほしい
- テレワークはできるが、職場は家から電車で1時間以上の距離。さらに日によっては早出あり。
特に残業や出勤事情の不安はありつつも、話を聞くなかで解消できると思ったことと、上司になる人たちが自分と感覚が合っていると思ったので、長期的に働くイメージが持てたからです。
入社後に感じた後悔
まず通勤時間について、実際に通勤してみると、通勤時間はやはり甘く見てはいけないなと思いました。
特に早出の日になると、朝5時台に起きて準備をすることもあるので、まずかったなと思いました。
残業時間は求人よりも若干多い、でもまだ許容できるレベルと言う印象です。組織内の環境が変わったこともあり、差については一概には言えません。
また大きな組織やグループ会社になるとルールやITシステムがガチガチで、変えたいと思っても変えにくいのが現実です。裁量は低めです。
変えられる範囲は自分の周辺の小さな個別最適になってしまうほか、組織が大きい分縦割りなので、グループ内の他の社員との会話がなく、狭い範囲で仕事をすることになります。
それでも、前職を辞めたこと自体は正しいと思っていますし、今から戻りたいとは一度も思っていません。
噂ではその後前職の環境はさらに悪化して、退職者や休職者が続出しているとのことだったので、惰性で働き続けていたら、自分もどうなっていたかわかりません。
30代無職で受け取れた失業手当と再就職手当
改めてお金の話に戻ります。お金の話は、不安を減らすためにも避けて通れません。
基本手当の総額
生活費の目安を把握して、お金の半年程度生活しても大丈夫なようにしたいです。ハローワークのホームページを確認しましょう。
基本手当は離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(ボーナスなどは含まず)を基に計算されます。
私の場合、6月末に退職してから10月半ばに転職先から内定をもらい、11月に入社するまでの間、当時2か月の給付制限期間を経て、基本手当は合計約26万円でした。
再就職手当の申請
早期就職できた場合は、必ず確認すべき制度です。条件を満たせば、まとまった金額が支給されます。
基本手当の所定給付日数(失業手当を受け取れる最大の日数)の3分の1以上あり、一定の要件に該当する場合に支給されます。
また、再就職手当の支給を受けた人で、再就職先の賃金が前職よりも下がった場合は、就業促進定着手当の給付を受けられる可能性があります。
詳細はハローワークのホームページを確認してください。
私は前の職場は10年働いていなかったので、正当な理由がなし自己都合退職の背景と併せ、所定給付日数(基本手当を受給することができる最大の日数)は90日でした。
また転職先決定時、所定給付日数の3分の1以上残っていたので、ハローワークで再就職手当の支給申請をしました。
転職先入社後の翌月に、約18万円の支給決定通知を受け取り、これまで受給した基本手当約26万円と併せて、合計で約44万円受給しました。就業促進定着手当の対象にはならなかったです。
無職期間の収支感覚
収入・支出部分を把握したら、無職期間はできる限り生活水準を下げて、「使わない生活」をしていく必要があります。
変動費をできる限り抑えて、まとまった買い物は就職してからにしましょう。
筆者も、毎月10万円単位で貯金額が減っていくのを見て焦りが出てきましたが、絶対に良い転職をするという思いで、4か月耐えて、貯蓄がなくなる前に転職できました。
まとめ|30代で転職先を決めずに退職するという選択
30代で転職先を決めずに退職するのは、決して楽な選択ではありません。周りの理解も得にくいと思います。
しかし、限界まで我慢し続けたり、何も変えられないまま年齢を重ねたりするよりも、準備して動く方が、未来は確実に変わります。
不安があるのは当然です。それでも、考え抜いた選択なら、その経験自体が今後必ず活きます。
転職を悩まれている方のなかには、まだ転職サイトやエージェントの登録をしていないという方もいらっしゃるかと思います。
登録=絶対転職ではないので、一度登録をしてみて、どのような求人があるのかを見てみてください。
またエージェントに登録をすると、初回面談の相談が届きます。自分のキャリアの方向性について、エージェントとの会話を通して確認してみるのも良いと思います。
この体験が、あなたが次の一歩を考える材料になれば幸いです。
