
弥彦観光って車なしでも回れるの?



冬でも大丈夫なの?
そんな疑問を持っていませんか?
本記事ではこんなお悩みを解決します。
✅ 本記事の内容
・弥彦観光は車なし&冬でも半日で回れるのかの結論
・実体験ベースの具体的な半日ルート
・冬に失敗しないための注意点とリアルな対策
この記事を読むと、冬でも安心して弥彦観光を半日で回る具体的な方法がわかります。
結果として、
「時間が足りなかった…」
「雪で危なかった…」
「ロープウェイが動いていなかった…」
といった失敗を防ぐことができます。
車なしで少しマニアックな場所を攻めたいあなたに、ちょうどいい“背伸びしすぎない旅”を提案します。
半日で弥彦観光をしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、筆者は前日に弥彦線の吉田駅前にある、ホテル燕ヒルズ吉田駅前に宿泊しています。
弥彦村はどんなところ?
弥彦村は、新潟県の中央部にある西蒲原郡にある村で、新潟駅から向かう場合、まずJR越後線に50分ほど乗って吉田駅に向かい、そこで弥彦線に乗り換えて7分ほどで到着します。
日本海に近く、里山に囲まれた自然豊かな場所で、かつては北国街道の宿場町として栄えました。
村のシンボルは、越後一宮として知られる彌彦神社。そして、その背後にそびえるのが弥彦山です。
観光の中心は、この神社と門前エリアにまとまっています。湯量豊富な温泉もあり、温泉宿や足湯、日帰り温泉施設があります。
主な観光スポットは以下の3か所です。
・おもてなし広場(駅から徒歩5分)
・彌彦神社(駅から12~13分、おもてなし広場から8~9分)
・弥彦山(ロープウェイの山麓駅までは彌彦神社から送迎バスで約3分)
主要スポットが駅から彌彦神社の道沿いにあるので、あちこち移動する形にはなりません。
そのため、車なしでも半日で周ることが可能です。
弥彦観光は車なしで半日周れる?


前述のとおり、弥彦観光は車なしでも冬でも半日でしっかり観光できます。
私の当日のスケジュールは以下の通りです。今回私は12月の日曜日に行きました。
08:06 吉田駅発
08:14 弥彦駅着
08:33 彌彦神社到着。参拝、ご祈祷、御朱印。
09:25 弥彦山ロープウェイ山麓駅行きの無料バスに乗車
09:40 ロープウェイ乗車
09:45 山頂到着。御神廟との往復。
10:40 ロープウェイ乗車
10:45 山麓到着。すぐに無料バスで彌彦神社へ。再度境内を歩き、参宮通りを戻る
11:20 弥彦公園到着。歩いて湯神社を目指す。
11:42 湯神社到着。参拝と御朱印。
12:08 おもてなし広場到着。軽食をとった後、弥彦駅へ。
12:48 弥彦駅発
観光するにあたり、以下の点に気を付けた方が良いと思いました。
・体力に応じてコースを調整すること
・冬に訪れるなら、雪道に対応できる滑り止めがついた靴を履くこと
ポイントは「無理しないこと」。王道を押さえつつ、無理をしなければ半日で十分満足できます。
半日観光の難易度
弥彦観光はとにかく歩きます。
弥彦駅から彌彦神社までは1km弱、徒歩約12〜13分かかります。もちろん帰りも同じ距離を歩くことになります。
弥彦山で御神廟を目指すとなれば、さらに往復30分以上歩きます。
さらに彌彦神社内になる湯神社を目指す場合には、アップダウンの激しい園内を往復30分かけて歩く必要があり、とにかく体力勝負です。
まずは彌彦神社に行った後、弥彦山ロープウェイで山頂に上がってから御神廟までいくかどうか、また山麓に戻ってきておもてなし広場に到着した後、また弥彦公園内の湯神社まで行くかどうか、その場の体力と相談して決めてください。
標準コース
- 彌彦神社
- 弥彦山ロープウェイ(山頂展望まで)
- おもてなし広場
駅から彌彦神社までは比較的平坦なアスファルトの道です。ロープウェイの山麓駅までは送迎バスがあります。
健脚向け(標準コースに追加)
- 弥彦山頂の御神廟
- 湯神社
アップダウンが激しく、それぞれ片道15分の道のりで、軽いトレッキングになります。
また冬になると参道への道が凍っていて滑りやすいので注意が必要です。
弥彦観光はできる限り身軽に
歩く旅になるので、大きな荷物は弥彦駅構内にあるコインロッカー(※現金のみ・両替機なし)か、おもてなし広場に行く途中にある弥彦観光協会(9時から)に預けて、荷物を軽くして、体力の消耗を押さえましょう。
私は前日に吉田駅近くに宿泊しましたが、ホテルにロッカーがなく、受付も時間外で荷物を預けられなかったため、弥彦駅のロッカーを利用しました。
冬の弥彦観光で注意すべき2点


冬の弥彦も美しいですが、他の季節と違い、注意が必要です。弥彦山の山頂付近が完全な雪山状態になるからです。
特に注意すべきなのは次の2点です。
・ロープウェイは冬期9:30始発(火曜定休)
・御神廟までの道は凍結していて滑りやすい
山頂駅から御神廟までの道では、地元の方に「その靴だと危ないですよ」と声をかけられました。
地元の方は滑り止めが付いた長靴やアイゼンを装着して歩いていました。少なくともウォーキングシューズや普通のスニーカーは正直おすすめできません。
特に下りは氷の階段のようになり、かなり滑ります。御神廟まで行く場合には、履物の準備を忘れずにしてください。
滑り止め付きの靴を履きつつ、手袋をして、手すりがある場所では両手で手すりを持って転ばないように注意をしましょう。
歩き続けた先にある奥宮での雪と青空と海のコントラストは格別でした。
次章では、弥彦観光の見どころを紹介します。


弥彦観光の見どころ3選|半日で押さえる王道
弥彦観光を半日で満喫するなら、押さえるべき場所は主に3か所です。
- 彌彦神社
- 弥彦山
- おもてなし広場
そのうえで、体力に余裕があれば、健脚向けとして湯神社を検討する、という順番がおすすめです。
私が実際に冬に回って感じた、「ここは外せない」と思った3か所を紹介します。
①彌彦神社
弥彦観光の中心は、やはり彌彦神社 です。ここを外して弥彦観光は語れません。
彌彦神社は越後国一宮。
創建ははっきりした年代こそ不明ですが、少なくとも2400年以上の歴史を持つと伝えられています。
ご祭神は伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)。天照大神の曾孫にあたり、越後の国を開拓し、農耕や漁業、製塩などを広めた神様です。
つまり、越後の“開拓の祖”を祀る神社。
そのため、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣など、生活に根ざしたご利益が広いのが特徴です。
鳥居をくぐると空気が一段と澄み、参道を歩くだけで気持ちが整っていきます。



拝殿では二礼四拍手一礼を忘れずに。
私は家内安全の御祈祷も受けました。待ち時間は10分ほど。静かな空間で、自分だけの時間を持てたのは良い機会でした。
②弥彦山
弥彦観光を一段上の体験にするのが弥彦山です。山頂まで徒歩かロープウェイで向かいます。
ロープウェイに乗る場合、彌彦神社拝殿の左側から徒歩3分ほどの場所から、無料バスで山麓駅へ向かえます。
ロープウェイに乗っている間は東に広がる越後平野を見渡せますが、山頂駅に到着し外に出た瞬間、世界が変わります。
冬は一面の雪。奥に広がる日本海。天気が良ければ、遠くに佐渡島も見えます。
御神廟(奥宮)に行く場合
御神廟までは歩いて約15分かかり、途中はアップダウンもあって軽いトレッキングコースです。
冬は道が凍結していて本当に危険です。特に下りは氷の坂。手すりがあるところは両手で持ち、慎重に進みましょう。
恐怖心が勝る場合は、無理せず引き返すことも大切です。
それでも到着したときの達成感は格別。「来てよかった」と思える瞬間が待っています。
③おもてなし広場
弥彦駅から彌彦神社に向かう道中ある、食事やお土産購入ができる場所です。
敷地内には足湯もあり、酷使した足をいたわり、冬場は冷えた体を温めることができます。
お昼時はフードコートが混雑しますので、注意してください。
体力に余裕があれば、弥彦公園内にある湯神社へ
最後におすすめしたいのが弥彦公園と園内の湯神社です。
ロープウェイから戻った後、参道を抜けて公園方面へ。観月橋を越えるとアップダウンが始まります。



弥彦山ほどではありませんが、こちらも軽いトレッキングです。
湯神社は温泉と医薬の神様を祀る神社。白蛇伝説から「商売繁盛」のご利益もあるとされています。
道中は無数の鳥居。誰ともすれ違わず、ただ静かに雪道を進む時間。
到着したときの達成感は、ロープウェイとはまた違う満足感があります。
観光地というより、“少しだけ冒険”という感覚。
半日弥彦観光の締めくくりにちょうどいい静かな時間です。
弥彦観光|冬でも回れる半日ルート詳細
ここからは、実際に私が回った冬の弥彦観光・半日ルートを時系列で紹介します。
ポイントは「午前中に主要スポットを固めること」。
午後に混雑しやすいエリアもあるため、早め行動が満足度を左右します。
8:06吉田駅発→弥彦駅到着後はロッカー利用


私は前日に吉田駅周辺に宿泊。翌朝8:06発の弥彦線で弥彦へ向かいました。約10分で弥彦駅に到着。
前泊先で荷物を預けられなかったため、駅のロッカーに大きなバッグを預け、小さなバッグで行きました。
彌彦神社までは徒歩約12〜13分。駅周辺は少し車の往来がありますが、鉄道利用者は少なく、とても静かです。
もしも土日祝日であれば、ここから無料の自動運転のコミュニティバス「ミコぴょん号」を利用して彌彦神社一の鳥居前まで歩かずに移動することもできます。
彌彦神社参拝と御祈祷
弥彦観光の中心はもちろん彌彦神社 です。限られた時間の中で丁寧に周り、穢れを祓い、力を授かりたいところ。


弥彦駅から彌彦神社までの道のりにおいては、駅から伸びる道を進み、突き当りの五差路を左斜め前に進み、メイン通りの県道29号線を進み、一の鳥居から彌彦神社に入るのが、シンプルで多くの人が使っているルートです。
ただ、車を使わず来たのであれば、駅から伸びる道を進み、突き当りにある五差路から、正面方向(タクシー会社の左横)の道を進んでいきましょう。
車が通りにくそうな細い道ですが、この道はかつての彌彦神社に向かう参道でした。
この道がかつてのメイン通りということで、神社参拝の前に、身と心の穢れをお祓いするために参拝すべきとされる祓戸神社が、この道沿いにあります。


昔の参拝者と同じ気持ちになって歩きつつ、穢れを祓ってから彌彦神社に向かいましょう。
道が入り組んでいるので、グーグルマップなどで位置を確認しつつ、右に曲がる場所に気を付けたいです。
モダンでおしゃれな建物の和菓子店「糸屋菓子店」の場所を曲がります。
参拝作法は「二礼四拍手一礼」
彌彦神社で注意したいのが参拝作法です。一般的な神社は二礼二拍手一礼ですが、ここは二礼四拍手一礼。
これは古式に則った作法で、越後一宮としての格式を今も大切にしている証でもあります。
実際に拝殿に立つと、木造の重厚な社殿と広い境内の空気感に圧倒されます。
冬は観光客も比較的少なく、静かに参拝できる朝の時間帯は、特におすすめです。
御祈祷は予約不要・待ち時間少なめ
参拝後、私は家内安全の御祈祷をお願いしました。個人なら事前予約は不要。受付後、10分ほどで案内されました。
この時間帯は私ひとり。
広い拝殿の中に祝詞が響くとても厳かな雰囲気のなか、彌彦神社古来の参拝作法で、神様へお願い事をお伝えする祝詞の前後に、神職とともに深いお辞儀をし、拍手を四回打ってお参りする、総拝(そうはい)でお参りをします。
御祈祷を終え、御札や御神酒をいただき、拝殿を後にします。その後は御朱印をいただきました。
彌彦神社の歴史を知り、作法を理解し、少しだけ時間をかけることで、弥彦観光の質は一段上がります。
弥彦山ロープウェイで弥彦山の山頂・御神廟を目指す


参拝を終えたら、弥彦山ロープウェイの山麓駅を目指します。山麓駅までは無料の送迎バスがあるので、車なしでも大丈夫です。
彌彦神社の拝殿に向かって左側の出口を出て、まっすぐ3分ほど歩くとバス乗り場があり、マイクロバスが待機しています。
12月~3月の間に行く場合は、以下に注意してください。
・始発9:30(通常期は9:00)
・約20分間隔
・火曜定休
私は9:25発の無料バスに乗車しました。冬期はロープウェイの始発が9:30なので、これが始発になります。



ここを知らずに行くと、「動いていない…」という事態になりかねません。
チケットを購入し、約5分間のロープウェイの旅へ。係員さんの案内を聞きながら、東側の方向に広がる越後平野を眺めます。
そして、標高552.5mの山頂駅に到着すると、ふもととは景色は一変します。


辺りは一面の雪、その奥に広がる日本海と遠くにかすかに見える佐渡島。ロープウェイから見えた景色とは全く異なります。


取り急ぎ景色を見たところで、問題はここからです。
冬期は展望レストランやパノラマタワー・わくわく遊園といったアクティビティが営業していないので、やれることは3つです。
1.日本海を眺める
2.彌彦神社の御神廟に向かって歩く
3.ラーメンを食べる(ただし、11時~14時の間のみ営業)
私はここから御神廟に向かって歩きました。しかし、正直かなり怖かったです。
雪が氷状になっていて、特に階段や下り坂が滑りやすく、転倒した際のダメージが大きいです。
冬に普通のウォーキングシューズ・スニーカーで御神廟に向かって歩くのは危険です。スノーブーツであっても、それだけでは安心とはならないです。
アイゼンを持っている人は持って行ってください。加えて、グリップ力のある手袋や杖など、常に何かにつかまるか支えられる状況を作りながら、慎重に歩く必要があると感じました。
階段がある場所もすべて手すりがあるわけではなかったので、歩幅を小さく、ゆっくり慎重に歩きます。
手すりがある場所では両手でつかんで、転倒しないように気を付けます。
まずは階段を上がり、展望レストランを通過し、凍った登山道を慎重に上りつつ、下り坂を下がります。
途中テレビの電波塔が見えてきて、ここで一度小休止ポイント、ここまでで片道行程の6割くらい。


山頂駅から約15分ほどかけてようやく鳥居が見えてきました。
しかし最後にここまでの行程で一番の難所が待っていました。鳥居から御神廟に向かう階段です。
この階段は手すりがなく、階段は積もった雪が氷状になって、氷の坂のようになっていました。


姿勢を低くして慎重に少しずつ登っていきます。冬でなければ20秒もあれば余裕で登れる階段も、何分もかけて登ります。
ようやく階段を登りきり、御神廟に到着すると、先ほどまで小雨が降る曇り空だったのにもかかわらず、突然太陽が顔を出し、青空が見えはじめます。


個人的に神秘的な体験をできたことと、ここまで無事に来られたことへの感謝をして参拝をします。
改めて日本海を見ると、太陽に照らされ、よりきれいな青く見えました。


帰りは凍った階段を下りることになりますので、より注意が必要です。
無事に弥彦山頂駅に戻ると、安心感から脱力した感じになります。タイミング悪く10:20発のロープウェイが出てしまっていたので、10:40発のロープウェイまで山頂から海を眺めつつ、駅のお手洗いを使用したり、駅内を少し周ります。


駅の中ではラーメン屋の方が開店の準備をしていました(ラーメン店は11時オープン)。この他駅内にはスロットマシンや懐かしのアーケードゲーム機が置いてありました。
10:40発のロープウェイで山麓駅に戻り、到着後すぐに出発する送迎バスで再度彌彦神社に戻ります。
次は、山から戻ったあとの回り方を解説します。
摂社・末社などを巡る
戻ってきたら、再度彌彦神社の境内をゆっくり回りましょう。
境内外には18の摂社・末社があり、この後向かう湯神社は彌彦神社の末社です。
彌彦神社を東側から出て湯神社に向かうまでの道の間には、前述の祓戸神社のほか、北側に武勇にすぐれた神様である建御名方命(たけみなかたのみこと)をお祀りする、下諏訪神社があります。


一方、彌彦神社の拝殿から東の方向に行く際、手水舎のところで右に曲がると一の鳥居があります。
そこから湯神社に向かう場合、少し道から外れますが、以下の3社に参拝できます。
- 火の宮神社(かつて弥彦は大火災が度々発生していたことから、火防(ひぶせ)の神として加具都知大神(かぐつちのおおがみ)をお祀りするようになった)
- 住吉神社(水難からの加護を願い、住吉三神が祀られる。たこ足のように枝が広がる「蛸ケヤキ」が有名)
- 上諏訪神社(建御名方命を祀る。この土地を護る神様、農耕の神様として信仰を集める)
このほか、境内には鶏舎や鹿苑もあり、鶏や鹿を見ることができます。


重軽の石


境内の中には重軽の石というは、願いが叶うかを占う石があります。
心の中で願い事を思いつつ持ち上げて、軽いと感じたら願いが叶い、重いと感じたならば叶わないと言われています。
私がやってみたところ、想像よりも重いと感じたので、どうも叶いそうにありません。
弥彦競輪場と彌彦神社競技場の碑


弥彦には、全国で唯一の村営の競輪場である、弥彦競輪場があります。冬期は開催がありませんので、外から眺めるだけになります。
近くには、日本のスポーツの礎を築いた柔道家、嘉納治五郎が字を書いた「彌彦神社競技場」の碑があります。
競輪場になる前、ここは彌彦神社競技場と言う場所で、明治の末に弥彦で発生した大火事の後、神社再建を記念して、当時の宮司さんが県民の体育向上とスポーツ精神高揚を図ろうと、1919年に彌彦神社境内に建てられたものでした。
日本初の400m走路のトラックがあり、日本で最初の公式陸上競技場とのこと。様々な大会や合宿が行われた後、1950年にバンクに変わり、弥彦競輪場になりました。
彌彦神社には弓道場や相撲の土俵もあり、スポーツ関係の神事が良く行われます。
神社とスポーツの関わり、なぜここに競輪場があるのかという経緯を知ることができ、非常に興味深い碑でした。
参拝後は体力・ダイヤと相談して行動を決める
ここまででおおよそ11時前後。午前中の主要スポットはほぼ制覇です。
このタイミングで体力と時間を確認し、
・早めにお昼ご飯を食べる
・そのまま駅へ戻る
・弥彦公園・湯神社まで行く
を判断しましょう。平日の場合、弥彦線の本数が少なく、11:48発の後は15:11発なので、特に注意してください。
私は予定通り弥彦公園へ向かいました。
弥彦公園から湯神社へ
再び境内を抜けて参宮通り方面へ。そこから弥彦公園へ向かいます。
公園内は広く、整備された散策路が続きます。園内にある観月橋を越えたあたりから、徐々にアップダウンが増えていきます。


グーグルマップは湯神社までの道のりを紹介できないので、以降は園内の立て看板を目印に進みます。
なお、看板の記載内容には「湯神社」のほかに、「石薬師」と書かれているものもあります。これは神仏習合の名残りによるもので、湯神社のことを指しているので、迷わないようにしましょう。
ここでのポイントは、「軽いトレッキング」と考えること。
弥彦山ほどの険しさはありませんが、冬は足元がぬかるみやすく、場所によっては凍結もあります。
道中には無数の鳥居。誰ともすれ違わず、ただひたすら静かに歩き続ける時間。観光地というより、ちょっとした修行のような感覚です。


途中、勝神社の御神廟に参拝


途中彌彦神社の摂社の1つである、勝神社(すぐるじんじゃ)の御神廟があります。
鳥居とお賽銭箱があるので、ここが湯神社なのかと勘違いしてしまうかもしれません。
勝神社では、農業の守護神である建田背命(たけたせのみこと)をお祀りしています。
「勝」と名が付いていることから勝負事に祈願する競輪ファンのお参りも多いのだとか。
まだまだ先は長いので、参拝後はすぐに歩きを再開します。
観月橋から15分で湯神社に到着


さらに歩き続けること約4分、道の突き当りに建物が現れます。ついに湯神社に到着しました。ここは彌彦神社の境外末社で、温泉と医薬の神様を祀っています。
古くはこの地から温泉が湧き出ていたと伝わり、病気平癒や健康長寿のご利益があるとされています。
白蛇伝説もあり、商売繁盛のご利益でも知られています。
到着した瞬間、「ここまで来てよかった」という達成感があります。
ただし注意点もあります。
・御朱印対応日は限られている(毎月1日、2日、15日及び土日・水曜・祝日)
・帰りは同じ道を戻る必要あり
・想像より体力を使う
私は到着時、達成感と同時に「またこの道を戻るのか」とも思ってしまいました。
とはいえ、帰りは道順がわかっているので、観月橋までは約10分ほどで戻れました。
その後は大正時代に作られたレンガづくりのトンネルで、国の登録有形文化財である「弥彦トンネル」をくぐり、おもてなし広場を目指します。


結論としては、湯神社は“余力があれば”行くことをおすすめします。
おもてなし広場と足湯


弥彦観光の締めは「おもてなし広場」で食事を楽しみます。
歩き続けた体をリセットしつつ、駅までは徒歩5分程度なので、帰りの電車時間まで調整できるからです。
湯神社から戻り、観月橋を越えて北側へ。公園の県道29号線を挟んで反対側あるのが観光拠点「おもてなし広場」です。
昼前後は混雑に注意


私が到着したのはちょうど昼どき。食堂が集まるフードコートはかなり混雑していました。
半日弥彦観光では、帰りの電車時刻も意識する必要があり、一度乗り過ごすとリカバリーが大変なので、電車に間に合わないことは避けたいところ。
そのため私は、同じ施設内にある「SWEETSSHOP 3o’clock」でワッフルを食べることに。
伊彌彦米の米粉を使ったグルテンフリーのワッフルで、食感はサクッとして、軽やかな感じ。あんバターを頼んだので、あんこの甘さと、温かさで溶けだしたバターが口の中で混ざり、歩き疲れもあっておいしいです。
ここではほかにも、アサイーボウルが人気であるほか、敷地内の系列店舗ではクレープも売っており、最初は何にしようか考えこんでしまうほど。
いずれも店舗でも昼時でも待ち時間が少なく、サッと食べられるのでおすすめです。
無料の足湯でリセット


この他おもてなし広場の魅力は、無料の足湯があること。
冬の雪道と山道で冷えた足を、ここで一気に温められます。
足湯に浸かった瞬間、一気に緊張がほどけます。山頂の緊張感や湯神社までのアップダウンで酷使した足をいたわります。
濡れた足を拭くためのタオルやハンカチを持参した方が良いですが、忘れても広場内の店舗で購入できます。
駅まで徒歩で戻る
足湯で整えたら、あとは弥彦駅へ向かうだけ。徒歩で約5分ほどです。私は12:48発の吉田行きで戻り、その後三条に向かいました。
午前8:20頃到着してから約4時間半。
・彌彦神社
・弥彦山
・湯神社
・おもてなし広場
ここまで回っても、半日で十分可能でした。燕・三条の観光を合わせて、1日車なし観光が可能です。


弥彦観光をするなら知っておくべき注意点
ここまで読んでいただき、「車なしで弥彦観光にいけそうだな」と感じている方も多いと思いますが、弥彦観光は事前準備をしっかりすることが必要です。
自然条件や自身の体力によって難易度が変わるからです。
すでに述べていることも多いですが、実際に行って感じた注意点を改めてまとめます。
鉄道・バスの時間を踏まえて行程を逆算して考える
最寄りの弥彦駅は日中の電車の本数が少ない弥彦線の駅です。
時間帯によっては次の電車までかなり間が空くことがあります。特に平日は
観光前に帰りの時刻を確認し、そこから逆算して動くことが必要です。
おもてなし広場のフードコートは、昼前後に混みます。
特に土日や連休は要注意。
電車時刻が近づいている場合、
・並ばずに食べられるものを選ぶ
・時間をずらす
・軽食で済ませる
といった判断が必要です。
私は混雑を見て、ワッフルに変更しました。結果的に時間に余裕ができ、焦らず駅へ向かえました。
土日祝日であれば、後述するミコぴょん号を利用できます。
弥彦駅から彌彦神社一の鳥居前まで無料で移動できるため、雪道を長く歩かずに済みます。
ただし本数は多くありません。定員も限られています。
定時性が高い訳ではないので、完全に依存せず、ちょうどやってきたら使うくらいの気持ちで乗りましょう。
御朱印の受付日は要確認
一部の社では、年中社務所が開いていないところがあります。
例えば湯神社では、社務所が開いている日が限られています。
・水曜
・土日祝
・1日、2日、15日
また弥彦山頂の御神廟でも、彌彦神社の御朱印とは別に御朱印がありますが、詰所が冬季は閉鎖中のため、いただくことができません。
「せっかく行ったのにいただけない」という事態を避けるため、事前確認をおすすめします。
御神廟への道は冬は凍結・滑り止め必須
まず一番重要なのが、特に冬に弥彦山御神廟へ行くなら、靴などの滑り止めは必須であるということです。
山頂は一面の雪。そして踏み固められた雪は、場所によっては氷になります。
特に危険なのは下り。鳥居前の階段は、まさに“氷の階段”状態でした。
地元の方や登山慣れした方は滑り止めが付いた長靴やアイゼンといった装備で歩いています。普通のスニーカーではかなり滑ります。
手すりがある場所では必ず両手で持ち、小さい歩幅で、焦らず歩くこと。
これを徹底して、とにかく滑って転んだり、滑落したりすることのないようにしてください。
観光用自動運転バス「ミコぴょん号」で移動を楽に


冒頭で触れたミコぴょん号についてここで説明します。
弥彦観光の移動に使える無料の自動運転バスが「ミコぴょん号」です。
弥彦駅〜おもてなし広場〜みのや(彌彦神社の一の鳥居前にある旅館)を結ぶルートで、歩きが不安な方や荷物が重い時にも便利です。
ミコぴょん号とは
「ミコぴょん号」は、弥彦村内で運行されている自動運転バスです。
・土日祝(年末年始除く)限定の運行
・定員は約7〜8人
・運賃は誰でも無料
・弥彦駅〜おもてなし広場〜みのや(彌彦神社の一の鳥居前にある旅館)を結ぶ
徒歩の距離を減らしたい場合に役立ちます。
乗り方


ミコぴょん号は予約不要で、停留所で待っていれば乗車できます。
天気が悪い日や歩くのに疲れたときは、負担を軽くしてくれる強い味方になります。
使うときの注意
ただし注意点もあります。
・除雪や天候によっては運休になる場合あり
・定員が7~8人ということもあり、途中から乗れない可能性あり(弥彦駅で見たときは始発から満員でした)
・普通のバスと比べると大分遅い(徒歩よりも少し早い程度の速度。運行ダイヤも徒歩と比較して速達性は高くない。自動運転の安全性を考慮したため?)
・短距離にもかかわらずダイヤが不安定?(私が弥彦駅で確認した時は、始発にもかかわらず10分近く遅れている)
観光スケジュールに組み込む場合は、当日の運行案内をホームページで確認して、タイミングが合えば、一度体験してみてください。
まとめ|弥彦観光は冬こそ半日で満喫できる
改めてまとめると、弥彦観光は、車なしでも冬でも半日で十分満足できます。
理由は、
・観光エリアがまとまっている
・無料バスやロープウェイが整備
・神社と山が一体の構成
だからです。まずは
・彌彦神社
・弥彦山
・おもてなし広場
の3か所を巡り、余力があれば、湯神社をはじめとする摂社・末社巡りも可能です。
冬は難易度が上がりますが、雪景色と静かな境内を見ることができる特別な体験ができます。



次の休日、ちょっと足を伸ばして冬の弥彦に行ってみてはいかがでしょうか。

